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カテゴリ:小説・コミック...文系ですか?
私、もうひとつのサイトの方で小説などを書いております。 といっても、書きかけの長編と完成品のショートの2本しかありませんがw。 もしよろしければ、ショートの蟻塚 ~ The Anthillsなどをご笑読してやってくださいませw。 これ、長編の方の「パープル・パープレキシティ」を書いている途中で書いたショートです。 どんでん返しを狙ったもののため、具体的内容には一切触れませんが... ただ、「叙述トリック」なるものがこの私に可能か否か、そのテストに書いてみただけのもののため、ネタそのものは誠に脱力もので恐縮です。 誰しも、幼い頃に体験した恐怖や心の傷は、一見消え去っているようでいて、実は潜在化して、いつまでも残っているものです。 私の場合は、「ハチ」と「散髪」です。 小学生の頃、家の裏手の軒下にできていたミツバチの巣にいたずらしてエラいメに遭ったことがあり、いまだにハチは苦手です(『ゴキブリ』も大嫌いですが、これは先天的・生理的に嫌いです)。 もうひとつの「散髪」ですが... 以前の日記にもかきましたが、幼稚園の頃、父に連れられていった散髪屋さんで、待ち時間つぶしに読んだ「少年マガジン」掲載されていた永井豪氏の「ススムちゃん大ショック」という短編漫画。 警官が、学校の先生が、道行く見知らぬ大人が、そして親までもが、突然、何の前触れもなしに子供たちを殺し始める、という恐ろしいストーリーでした。 それを読んだ直後に、鋏や剃刀を持った大人が迫ってくるのが、幼い心にとってどれほど恐ろしかったことか...w 以来、私は極度の散髪嫌いになってしまいました。 ははは... いや、笑いごとじゃないんですよね、これが。 子供の頃の体験が、いかにその人間の精神的成長に影響するかって、生きたの実例なんですから。 というわけで、「幼い頃の恐怖の原体験」をこの物語の核に置いたのですが、筆力のなさのため、あまり大した効果は発揮されていないようです(笑)。 冒頭、「脱力ネタ」と書いていますが、実は当初のオチネタは「これ」じゃなかったのです。 当初企画していた舞台は22世紀のTokyo City。 「ベンド」と呼ばれる時間渡航法が確立され、歴史の改竄を防ぐため、国際時間管理委員会が「歴史学等の学術調査」と「厳しい条件をパスして認可を受けた旅行会社主催の観光」以外の時間渡航を厳しく管理している... ってな、ありきたりの設定でした。 で、その管理局のエージェントふたりに命令が下ります。 欠陥が発見され、廃棄処分になるところを逃げ出したAFタイプの完全自律型ロボットが、その時代の科学技術を盗み、過去に逃亡したということでした。 エージェントたちの任務は、「歴史に極めて重大な影響を及ぼす違法行為を繰り返しているその狂ったロボットと、その影響下にある過去の数人の人間を抹殺すること」でした。 ここで、時間渡航のメカニズムと約束ごと(当然、私のでっちあげ)を、できうる限り詳しく解説。 で、物語の最後、エージェントのひとりがもうひとりに、 「『AFタイプ(Animal-Figured Type)』ってことは動物型ロボットか... そいつの消去はいいとして、あと時間軸上から消去しなくちゃならん人間のデータは?」 って訊きます。 若い相棒はこう答えます。 「気が重いですが、ほとんどが子供です...『ゴウダ・タケシ』『ホネカワ・スネオ』『ミナモト・シズカ』そして『ノビ・ノビタ』...」 頭の中で、このオチまで組み立てたところで、脱力感が襲ってきて文章化するのはやめました... やめてよかった..._| ̄|Oil|li お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/10 10:50:30 PM
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