|
カテゴリ:小説・コミック...文系ですか?
昨日の日記で、たかさん様から「グリム童話もきょわい!」というレスをいただきました。 確かにグリム童話って怖いです。 “白雪姫”“赤ずきん”“ラプンツェル”“シンデレラ”“ヘンゼルとグレーテル”“狼と七匹の仔ヤギ”“いばら姫”... 中には頭のいい動物たちが、泥棒の上前をはねてしまう“ブレーメンの音楽隊”というのもあります。 謎の覆面作家w、鯨統一郎氏は「九つの殺人メルヘン」という推理小説の中で、これらのメルヒェン(『メルヘン』とは発音しませんw)には、何らかの史実や事件が含まれていると考察しています。 しかし、私にとって怖いお話の筆頭に来るのは、『イソップ童話』です。 いえ、イソップの場合は童話ではなく、『寓話』ですかね。 ものごころ付いて、読み書きができるようになった幼稚園の頃、親が買い与えてくれた始めての本でした。 『オオカミとツル』という話では、オオカミの喉に刺さった骨を、ツルがその長い首と嘴をオオカミの口に突っ込んで取ってあげる話です。 「ええ話やなぁ...」と思いきや、オオカミはツルに約束の報酬を払おうとはしません。 オオカミ曰く、私の口に首まで突っ込んだお前を食べなかっただけでも、ありがたいと思え! 【今日の教訓】信用は相手を見てからしましょう。 えげつない話や... イソップという人物は、奴隷上がりの作家(哲学者?)です。 このえげつなさは、そういう境遇からきてるんですねw。 もうひとつイソップのエグい話『オオカミとヒツジ』を... 川上で水を飲んでいたオオカミは川下で水を飲んでいた仔ヒツジを食べたくなりました。 そこで、イチャモンをつけて、そのままランチタイムに持ち込んでやろうと仔ヒツジに近づきます。 オオカミ:にいちゃん、お前が水を飲んで川を濁らせたせいで、ワイ、泥水を飲んだがな。どないしてくれる? 仔ヒツジ:私が水を飲んでいたのはあなたより川下ですから、私のせいではありません。 オオカミ:半年前、お前の母親がワイより川上で水を飲んでいたから濁ったんやで。どないしてくれる? 仔ヒツジ:半年前なら、私はまだ産まれてもいないので、私のせいではありません。 オオカミ:お前が草をバクバク食うので、ワイのシマが荒れてしもうたやないか。どないしてくれる? 仔ヒツジ:私は離乳前でまだ草は食べられないので、私のせいではありません。 オオカミ:ごちゃごちゃとうっさいんじゃあ! その態度が気に入らん! ワビがわりに食うちゃる!!! オオカミは楽しくりっちなランチタイムを過ごしましたとさ♪ 【今日の教訓】権力者に道理は通じぬ。 あぁ、これまたえげつない話やなぁ... でも... 一番えげつないのは... 幼稚園児に こんな本買い与える うちの親!!! ..._| ̄|Oil|li お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[小説・コミック...文系ですか?] カテゴリの最新記事
|