中国全土の約40カ所で反日デモ デモ隊が一部で暴徒化
日本政府が尖閣諸島の国有化を決めて初めての週末となる15日、中国全土のおよそ40カ所で反日デモが行われている。デモ隊は一部で暴徒化し、警察当局を攻撃するなど、当局の制御が利かない事態も起き始めている。
連日デモが続いていた首都・北京の日本大使館前には、15日朝、これまでで最大規模の数千人が結集した。
大使館にペットボトルや卵を投げ込んだり、門を乗り越え、大使館の敷地内に入り込もうとするなど暴徒化し、警備にあたっていた武装警察ともみ合いになった。
武装警察は「みなさん冷静に!」と呼びかけた。
デモ隊は、当局側の説得に応じることなく、激しい抗議を続け、物を投げつける度に笑い声や拍手が上がっている。
内陸部の都市、西安でも数千人がデモに参加し、日本国旗を燃やしたり、日本車を次々に破壊するなど、一部が暴徒と化した。
デモ隊は、市内中心部のホテルを包囲し、武装警察と激しく衝突。
地元当局は、武装警察を大量に動員し、沈静化に努めている。
また、南部の長沙では、デモ隊が日系スーパーを襲撃した。
デモ隊は、シャッターを破壊して店内に侵入し、店の備品とみられるいすや商品を引きずり出して火をつけた。
伝えられているだけでも、およそ40の都市に広がった反日デモ。
デモ隊は警察当局も襲撃するなど、反日デモは暴動へ発展しかねない情勢となっている。
一方、オーストラリアを訪問していた玄葉外相は、予定を早めて帰国し、日本人の安全を確保するよう外務省幹部に指示した。
現在、日本人の被害は出ていないが、デモは16日も中国全土の各地で続くとみられている。
ワイルド・スワン (Wild Swans: Three Daughters of China)
という本があります。
1991年に発表された中国人女性作家ユン・チアンの自伝的ノンフィクションです。
その中に、文化大革命の混乱、狂気が書いてあります。
それを読むと、今、現在、中国にいる日本人がどんなに危険であることか、わかります。
私は心配しすぎでしょうか。
念のため、帰国が可能な人は、帰国された方が良いと思います。
ワイルド・スワンは、
イギリスから中国へ里帰りし母と家族のことを話し合って泣き明かしたことが執筆のきっかけ。
イギリスでは1991年、出版されて以来三十週にわたってベストセラーの三位以内にとどまり権威あるNCR文学賞のノンフィクション部門賞を獲得した。またイギリス作家協会からも、ノンフィクション部門の年間最優秀賞を受賞を与えられ、BBCによってこの作品を基にしたドキュメンタリー番組が製作され1993年に放送された。
アメリカ、ドイツ、オランダ、フランス、フィンランド、スウェーデン、台湾でも出版され、いずれもベストセラーのトップになった。1993年には、日本、スペイン、イタリア、韓国、デンマーク、ノルウェー、ハンガリーで出版されている。
中国本土では出版される見込みはまったくないとされる。
私も、絶対に出版されないと思います。
文化大革命
1966--1976
毛沢東が信奉している魯迅以外のすべての文化や思想、風習、科学、学識、書物は全てブルジョワであるとした。
肉体労働者と農民以外の者は全てブルジョワで、ブルジョワは抹殺せよ。
毛沢東に意見する中国共産党中央本部の主要幹部、軍の指導者を粛清。
紅衛兵が草創期の共産党の英雄や幹部、吏員、知識人、技術者をリンチ
以前に国民党の支持者だったというような不確かな噂だけでリンチ
共産党幹部の家族もブルジョワの烙印を押され、昨日まで腰を折って挨拶してくれた隣人に、今日は家に押し入られて家財道具を破壊されて、暴行を受けた。
毛沢東に逆らわないイエスマン登用し、本当に能力が有る者を排斥。
あらゆる職場で、部下が上司をリンチ
リンチを受けた者の大半は、濡れ衣告発だった。
つまり、不満の吐け口。八つ当たり。
今の反日デモもこれに近くないですか。
文化大革命では、焚書もされました。
だから、(中国国内にある)中国の歴史書は怪しいですよ。
残ったのは毛沢東への個人崇拝本だけ。
教職員は知識人でブルジョワということで、赤衛兵がリンチして教科書を焼き捨てたので学校は閉校。
工場でも指導的立場の人がリンチされたので、閉鎖。
衣食住に必要なすべての物流が停滞。停止。
新聞は毛沢東を称える記事だけ。
その新聞を焚き点けに使ったり尻に敷いたことで吊るし上げられた者が多数いたそう。
もう、宗教同然。(>_<)
医者も学者も技術者もブルジャワなので死刑。
国家は崩壊状態。
文化大革命による行方不明者を含めた犠牲者数は、数百万人から1000万人以上といわれている。
数字にヒラキがありすぎ。
つまり多すぎて、わからないってこと。(>_<)
1976年、毛沢東が死亡。
新しく首相となった華国鋒が四人組(江青、張春橋、姚文元、王洪文)を逮捕した。
翌年7月、失脚していたトウ小平が復活。
同年8月、中国共産党は第11回大会で、四人組粉砕をもって文化大革命は勝利のうちに終結した、と宣言した。
つまり、文化大革命は、毛沢東のせいじゃない。
すべては、四人組が悪かった。。。。。。ということで終了。
う~~~~~~~な、あほなこと。(>_<)