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カテゴリ:旅行・史跡など
黒斑山登山の詳細です。 今回も長くなりそうなので前後編に分けて書きたいと思います。 公共交通機関で黒斑山登山をするとすれば、ここがよいスタート地点になると思います。 ただ気をつけないといけないのはバスの本数は1日2往復しかありません(夏季登山シーズンは4往復になるようです)。 もし夏の登山シーズン以外で、日帰り登山する場合は、朝9時50分位に到着して15時50分位のバスで下山するしかありません。 事実、私と一緒のバスに乗り合わせた50代ぐらいの男性登山家は車坂峠から前掛山登山コース(通常8時間ぐらいのコース)を5時間半位で走破されていましたので(このおじさんは黒斑山登山を最初から捨てていました)、山に慣れていて体力さえあれば、参考タイムを縮めることは十分可能です。 ただ浅間山は富士山と違って宿泊可能な山小屋が山中にありませんから、無理は禁物です。体力と相談してプランを立てた方がよいでしょう。 これを無視して登ることは無謀すぎますから注意が必要です。 私は麓の小諸市の観光案内所で前日確認し、当日登山道入り口で確認しと入念にチェックしました。 それでも噴火に巻き込まれる可能性はゼロではありませんが、その時はその時です。 表コースはアップダウンが激しくて、体力のない人はここだけでアップアップしてしまいますが、その分景色は良好で、小諸市方向が遠望できます。 中コースは森の中をひたすら上り道が続くイメージです。木々が多く景観もイマイチのため、帰り道にこちらを通る方が多いようです。私も帰りに通りましたが、こちらも表コースとは違う難路でした(汗)。
岩場の登りにくいのは言うまでもありませんが、土の部分は泥濘と化していまして、登山靴は脱げそうになるはバランスは崩すはで、途中で会った登山者の方と「とんでない悪路だね」「この先はもっと酷いよ」と、挨拶を交わし合いながらの行程でした。 表コースの終わり近くにある槍ヶ鞘にある避難小屋です。 まぁ小屋と言っても、通り抜けが出来る筒のような構造で、噴石があった時に飛び込んで隠れるぐらいの機能しかないように思いました。
黒斑山までの登山者にとっては、いよいよ最終目的地です。中高年の方を連れた登山ツアーの方と出くわしたのですが、皆さんテンションが高くてインストラクターの方が「この先も危ないんだから浮かれないで!」と必死に声を掛けていました。とても大変そうだなぁと苦笑して見送りました。
この時は時間的に順調だったので、「あと数時間したら行くからまってろよ!」と思っていたんですけどね(涙)。
真ん中の写真は黒斑山からみた前掛山です。今回は少し角度を変えて左手側に軽く鋸岳からJバンドと呼ばれる下り坂も入れ込んでみました。 はぁ、この時はあんなに雪が積もっているとは思わなかったんだよなぁ(ため息)。 そして下の写真の方に写っているのは、剣ヶ峰です。こちらは登山道など無いため上れません。 今は草木に覆われ高山植物の宝庫として知られていますが、ここは2万3千年前破局噴火でてきたカルデラです。その頃の姿を見ることが出来たら地獄とも見まごう荒涼とした光景だったでしょうね。 そしてこの後、黒斑山から蛇骨岳目指して進んでいくことになります。 黒斑山から見る蛇骨岳、仙人岳方面は積雪があるように見えず、大丈夫と思っていたのですが、認識の甘さをこの後知ることになります。 それでは次回に続きます。
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