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2013.02.18
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近影3

今日仕事が終わった後、整骨院に行ってきたのですが、そこの先生から、「箱根山が噴火しそうって聞きましたけど、ばーどさん大丈夫ですかね?」と聞かれました。ここの先生とは翌火山や地震の話、登山した時の話などしているので、それで話をふってきたようでした。

私は全くの寝耳に水だったので、「え? なんかあったんですか?」と聞いてみました。するとネットのニュースで見かけたというので、家に帰ってから調べてみることにしました(ちなみに先生には、「ニュース知らないからよくわからないけど、箱根山が大きな噴火したのは3000年ぐらい前で今は落ち着いてますから、大丈夫だと思いますよ。まぁ噴気活動は盛んになるかも知れないから、気をつけないといけないと思いますけど」という風に答えました)

ネットで検索してみると、Yahoo等のニュース・トピックスには見あたらず、キーワードで検索したら以下のような記事を見つけました。以下引用記事です。

1カ月で地震1300回に「山上がり」箱根山噴火カウントダウン- ゲンダイネット(2013年2月18日07時00分)

温泉地として有名な箱根の山が不気味な動きだ。先月中旬から地震活動が活発化し、噴火寸前に見られる「山上がり」(山体膨張)も観測されている。神奈川県温泉地学研究所によると、1月15日~2月14日に起きた地震の総数は1300回以上。今月10日には、箱根のロープウエー駅で震度5の揺れが起き、ネット上でも騒ぎになった。

「1月中旬から周辺地震の数が増え始め、その後は増えたり落ち着いたりを繰り返している状況です。10日にはM2.3の大規模地震が起こっています。群発地震の増加は火山活動中の変化の可能性が高く、熱水や火山性ガスなどの流体の蓄積が原因と考えられます」(同研究所担当者)

火山周辺では、01年、06年、08~09年にも膨張が見られている。その上、噴気異常も起きていて、「いよいよカウントダウンか」という声が聞こえるのだ。

箱根山が最後に噴火したのは、約3000年前。このときに大涌谷や芦ノ湖ができたとされている。

長い間休んでいた分、噴火時のパワーは大変なものになりそうだ。地殻変動解析を専門とする元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏がこう言う。
「箱根山は富士山噴火の時より大規模な噴火を起こしています。このときは山の原形がなくなるほど崩れた。威力が強いのです」

 <富士山にも飛び火!?>

噴火活動が始まれば、まずは水蒸気爆発だ。箱根町火山防災マップによれば、火口から噴石や火山灰などが噴出するという。直径数センチから数十センチの石がコンクリートの天井に穴を開け、火山灰によって呼吸器や目がやられる。

火山灰と空気が混じった「火砕サージ」も怖い。時速60キロ超のスピードで襲ってくるから逃げるのは困難だ。

噴火手前の水蒸気爆発でもこれである。実際に噴火したら、もっと大変である。過去の噴火では、軽石の塊とガラス質の火山灰が約60キロ離れた横浜市南西部まで達したという。「関東平野を覆っている関東ローム層は箱根山と富士山の噴火によるもの」(濱嶌氏)というから、東京も被災する恐れは強い。

しかも、箱根山と富士山は"兄弟分"。箱根山がおかしくなれば、富士山も引っ張られる。

「富士山はすでに5合目まで亀裂が入ったことが分かっていて、いつ噴火してもおかしくありません。亀裂は富士山周辺にも及んでいて、その延長上に箱根山がある。つまり、富士山と箱根山は地盤が続いているのです。一方が噴火すればもう一方も、となる危険性があります」(濱嶌氏)

温泉でリフレッシュするなら今のうちか。

 (日刊ゲンダイ2013年2月15日掲載)

 

引用終わり。

・・・・・。

さて、どっから突っ込めばいいですかね? それともキレちゃった方がいいですかね?

少々腹立たしいですが、落ち着いて事実だけを指摘したいと思います。

記事には研究所や大学の先生の専門家のコメントも書かれていて、いかにも噴火しそうだと感じてしまう内容ですが、よくコメント部分を読んでみてください。
ひと言も噴火するとは言っていないのです

まず神奈川県温泉地学研究所の方が言っているのは、「火山活動中の変化の可能性が高い」と、いわば火山活動が活発化していると言っているだけなのです。

濱嶌氏のコメントも、関東ローム層の解説と(濱嶌氏の説明の通り、関東ローム層は、古富士火山と箱根山の火山灰と火砕流堆積物で出来ています)、富士山が噴火した場合つられて箱根山が噴火するかもしれないと言っているだけです。

つまり「箱根山噴火カウントダウン」と言う見出しや、「「いよいよカウントダウンか」という声が聞こえる」という判断は、専門家の分析結果でもなんでもない、記者の意見なのです。

もちろん、地震の増加や山体膨張など、気になるデータはあるようですので、今後も詳細な情報収集と分析、監視を強化していく必要はあると思います。しかし、今の段階では、「箱根山噴火カウントダウン」と言い切れる材料は全くそろっていません。

だいいち地震が1300回とありますが、それが有感地震なのか火山活動のバロメータといわれる低周波地震なのかひと言も触れられていません(たぶん、有感地震を言っているのだと思いますが)

また火砕サージも規模によっては時速100km越えるんですけど、なんで「60キロ超」なのか、根拠がよくわかりません。

しかも水蒸気爆発も噴火の一形態であって、「噴火手前」の活動ではないんですけどね・・・。

火山に少しでも詳しい方はご存じですが、火山活動イコール噴火という訳ではありません。

箱根山は2001年にも群発地震が起きていますが、噴火には至っていません。もちろん今回も大丈夫と断言できませんが、現時点のデータからみると可能性は低そうに思われます。ただ局地的な群発地震というなら、噴火はなく、噴気活動や山崩れと言う場合もあるかも知れません。

しかも本当に噴火の危険が近いと思うなら、「温泉でリフレッシュするなら今のうちか。」というオチ、そりゃ無いでしょう。本来なら、早急に住民の避難計画や対策を講じなくてはという話になるはずです。のんびりと「温泉云々」なんと言っている間なんて無いはずなのに・・・。

正直、記事を読んでいて呆れてしまいました。結局は煽るだけの無責任な記事だなと思います。こういう話を鵜呑みにするのは危険です。

箱根山が大きな火山活動をしていたのは、約22万年前から約4万年前までです。確かに6万年前に箱根山が引き起こした噴火を例に出せば、火砕流は西は静岡県富士市、沼津市、伊東市にあたりまで、神奈川県側は鎌倉市近くから横浜市・町田市まで飲み込まれるほどの規模になります。ただし、今の箱根山にはそこまでの噴火を引き起こすエネルギーは無いと考えられていま(記事で触れられていないのは、書いた方がご存じないか、さすがにそこまで煽る気がなかったのかわかりませんが)

箱根山の噴火活動も、富士山(正確に言えば今の富士山ではなく、古富士火山の方です)の活動が盛んになるのに反比例するように活動は小さくなり、小規模な噴火や水蒸気爆発を引き起こす山にかわりました。言うなれば、最盛期が終わった火山なのです(また活発化する可能性もゼロではありませんが、別の場所に新しい火山が出来る可能性の方が高いかなと思います)

世の中いろいろな情報が氾濫しています。そこには正しい情報だけでなく、明らかなデマや、誤った知識や想像から導き出された根拠のないものも多々あるのだと言うことをしっかり見極めなくてはいけません。

もし箱根山が近いうちに噴火する事があったとしても、上の記事の予測があたったものではない(というより予測の名に値しない内容だと、きつい言い方をさせていただきます)とあえて言いたいと思います。

それではまた。

※2016/10/08カテゴリ変更






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Last updated  2016.10.08 09:47:09
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