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カテゴリ:旅行・史跡など
5月5日朝の地震は大きかったですね。 P波とS波の時間差から、直下型ではないから大丈夫と、私は布団から起きずに寝ていました。東京から遠くかなとは思いましたが、まさか伊豆大島付近の地震とは思いませんでしたが・・・。 ウチでは実害はありませんでしたが、電車が止まったりガスが止まったりでご苦労された方もいらっしゃるようですね。お見舞い申し上げたいと思います。 さて、今年のGWも5月4日に日帰り山登りに行ってきました。 もし地震が1日早かったり、私の登山予定が1日後ろになっていたら、電車の中で缶詰になったあげく、地震で遠征が中止になっていたでしょう。運のよいタイミングで行ってこられたものです。 今回登ってきたのは、富士山の南側にある成層火山、愛鷹山(静岡県)です。 愛鷹山は約40万年前、箱根山と同時期に誕生しましたが、噴火活動が次第に北側に移動し、今の富士山の山梨側吉田口あたりにあった小御岳火山の活動が盛んになるのに反比例して、愛鷹山の噴火活動は終息していき、10万年ぐらい前に活動を停止して、今は静かな山になっています。 活動が下火になりながらも噴火が続いている箱根山とは異なり、愛鷹山はこの10万年火山活動がないため、山体は崩壊して浸食と風化が進んで、越前岳(1504m。愛鷹連峰最高峰)や位牌岳(1458m)など、いくつもの峰を持つ連山となっています(愛鷹連峰とも呼ばれています)。そのため、噴火口もどこにあったか現在はわからなくなっています(位牌岳の西側と考えられています)。 今は美しい富士山も、噴火活動が終了して10万年ぐらいすれば、愛鷹山のように崩壊して連山になってしまうでしょう。 そう考えると、愛鷹山は未来の富士山の姿と言えるかも知れません。 いくつもの峰がある愛鷹山ですので、とうてい1日で回りきれません。今回登ってきたのは、愛鷹連峰の北側にある越前岳と、黒岳(1087m)に2つです。 愛鷹山は、東京の私の住んでいるところからだと、交通の便が悪くて登山しにくいのですが(車があれば問題ないのですけどね・・・)、御殿場から路線バスが1日数本登山口まで通っている越前岳と黒岳は、比較的行きやすい山なので(でも始発に乗らないと、日帰り登山は難しいですけどね)、今回思いきって挑戦してみました。 いやぁ、5月4日はよく晴れて雲もか少なく、絶好の登山日和でした。今回も色々ありましたが、お約束的な残念な事を1つ、また温泉は入れませんでした(涙)。
ここが十里木高原にある愛鷹山登山口です。到着したのは9時45分ぐらいだったと思います。始発の5時10分ぐらいに飛び乗ってから4時間半弱かかりました。 ここが越前岳山頂へ続く登山道です。傾斜のある登り一辺倒の道です。 上に見えるのは電波塔です。これがあったおかげなのか、山の中でも私のPHSは快調で、アンテナがたっていたのには驚きました。数年前に登山を再開してから初めて、「最悪の場合でも救助を呼べる」という余裕を持つ事が出来ました。 まぁ、呼ぶようなことはありませんでしたが。 越前岳山頂へは、ひたすら登り道でした(途中富士山撮影に適した展望台が1ヵ所あるだけ)。 少しは平らなところで一休みしたい所ですが、それが出来ないのはなかなかきついものがありました。この辺は丸太の段がありましたが、段差はビルなどの階段2段分位というところが多くて、結構足が疲れます。 越前岳途中にある展望台からの富士山です。天気が良いこともあって、宝永山に宝永噴火口がきれいに見えました。 3年前に、富士山宝永山に登った時、愛鷹山の写真を撮りましたが、今回は逆に愛鷹山から富士山の撮影です。おあいこと言うところでしょうか(笑)。 今回の富士山、私が見た富士山の中では、2番目に美しい姿でした(一番きれいな富士山は、5歳ぐらいの時に、父鳥と御殿場から見た姿です。その光景が今でも焼き付いています)。 こちらは南アルプスの山々です。 富士山だけでなく南アルプスも拝めるとは、一度で二度美味しい感じです(少し靄がかかってぼやっとしてますけどね・・・)。 越前岳山頂です。予定どおり1時間半位で到着できました。富士山をバックにした記念写真が撮れるのがなかなかいい感じです。 今回、登山者は結構多かったです。山頂は人だかりで、みな山頂から富士山を眺めてのんびりとしていました。 GWだったこともあってか、親子ずれが多かったです。天気もよかったから、楽しい登山になったのならいいのですけどね。 20分ばかり越前岳山頂で休んだあと、次の目的地、黒岳に向かって移動開始です。 黒岳への道は幅が狭くて、片側が急斜面のところが多かったです。
さてここでもう一度富士山です。 この位置の富士山の図柄が、戦前昭和13年に発行発効された50銭札の図案になった場所です。
ここは登山道途中から、愛鷹山南側を撮った一枚です。中央にある頂は前岳(1336m)だと思います。 比較的登りやすい越前岳と異なり、前岳、位牌岳など南側の愛鷹山は、道が狭く険しくて、初心者には危険な山です。機会があれば南側の愛鷹山を登って見たいですが、私には少々きついかもしれません。 狭くて片側が急斜面の道を抜けたと思ったら泥のくだり道です。こういう道は滑りやすいので、気をつけないといけないところです。事実私はここで1回、この先でもっと怖いところで1回こけました(汗)。 次回に続きます。
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