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2014.05.12
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カテゴリ:旅行・史跡など

愛鷹山登山の続きです。

DSCF4415s.jpg

越前岳と黒岳の分岐点、富士見峠から黒岳を撮った一枚です。木が多くて分かり難いですが、木々の向こうは黒岳の山の斜面になっています

黒岳は溶岩ドームで、愛鷹山最後の噴火で出来たと考えられています。もっとも今は緑豊かな山となっていて、お碗上の形状に斜面がきつい点を除けば、荒々しい溶岩ドームの面影はありません。

急斜面を登っていき展望台に着きましたが、残念ながら雲が出て富士山は隠れてしまっていました。

山頂を目指して進んでいきましたが、道案内が壊れていて、方向がハッキリしなくなりました。そのため慎重に進んでみたところ、途中ロープが張られていて「危険」という文字がありました。道が間違っていたのか、それともこの先登山道が崩れているのか、残念ながら情報が無く、黒岳への登山はこの時点をもって終了することにしました。

このあと富士見峠まで戻り、登山口入り口まで下山を始めましたが、このコース、道幅が狭く(狭いところで幅は50cm位かな)、片側が急斜面(ほんの数メートルぐらいの高さですが)で、油断すると足を滑らせそうな感じです。

さらに登山道の目印があまりなく、登山者にも1人も出会わなかったため、自分の歩いている道が登山道で間違いないか、何度も不安に駆られました。

迷った時は、しゃがんで地面に目をこらして、靴跡とその歩いた方向を確認しながら、前進を続けました。


DSCF4432s.jpg

1m程度の谷間に架けられた橋です。木のきしむ音に、スリルを感じます。

DSCF4437s.jpg

こちらは下山途中にあるはしごです。上からだとよくわからないので、降りてから撮影しました。はしごは2ヵ所ありました。

降りて同じ高さから見ると、たいした高さには見えませんが、左側ロープと草の向こうは数メートルの急斜面になっているので、降りる時は神経を使います。

降りている時の斜面の向こうの、なんとも誘うような景色の素晴らしきことといったら、おかげで鳥類にあるまじき軽い高所恐怖症になりました。高いところ怖いよぉ」と、何度も心の中で思いました(汗)。

DSCF4440s.jpg

さらに進むとこの看板です。周囲を見ると、こぶし大の小さい石から1mを越す石もごろごろありまして、看板が冗談ではないことがよくわかります。

70cm程度の道幅、片側は急斜面、さらに落石警戒で山側に目を配りながらの、神経を使う下山が続きます。

DSCF4441s.jpg

落石エリアは越えると滑りやすい泥道になりました。今度は足下に気をつけないといけなくなりました。

杖は持っていますが、道が狭くて反対側に捕まれるような木がありませんでしたので、体勢を崩さないよう気をつけながら降りていきましたが、お約束というかここで一度転倒しました。

バランスを崩して「あ、転ぶ」と思った瞬間、後ろに受け身を取ったので、全く問題はありませんでしたが、急いで降りようと駆け下ったりしていたら(まぁ、そんなことを登山でするのは論外ですが)、急斜面に前のめりで落下する可能性もあります。

数メートルという高さなので命に関わるようなことはないでしょうが、骨を折ったりすれば、動けなくなってしまいますから、注意しなくてはいけません。

DSCF4443s.jpg

登山道の案内が不明瞭なところが多く、心配しながら進みましたが、15時半頃、無事下山することが出来ました。

ここは登山道入り口付近にある山神社です。怪我もなく無事に降りてこられた感謝を込めてお賽銭を入れて手を合わせると、約6時間の登山を終えました。

愛鷹山登山道の駐車場で着替えをすると、バス停まで歩いていきました。バスの来る時間は1時間程度ありましたが、のんびりと待つことにしました。

このあとの予定は、バスを途中で降りて、温泉に行くというものでした。毎回温泉地に行っているにもかかわらず、入れないというのはもったいないですからね。

今回は、夜までやっている日帰り温泉の場所も把握済みで、行く気満々でした。

ところがここで今回の落とし穴が・・・。

時間が来てもバスが来ません。

最初は「GWだから、混んでいるんだなぁ」と気にしていませんでしたが、10分、20分過ぎても一向に来る気配がありません。

非常用に控えていたタクシー会社に連絡しようかと思いましたが、ここでまた愉快なオチが・・・。

「ありや? 圏外・・・」

今回、山の上では電話が使えたのに、麓の登山道では使えないという逆転現象に、苦笑いしました。

退屈しのぎに、通りかかる車に羽を広げて威嚇しながら(オイオイ)、待つこと1時間半、つまり登山口に降りてから合計2時間半ほど待ちまして、ようやくバスが来ました。

元々1時間~1時間半に1本しかないバスがまるまる1台分遅れていたわけですから、相当道が混んでいたんでしょうね(ため息)。

このあとのバスも大きく遅延しているだろう事を考えると、日帰りで家に帰れる見込みになくなるので(事実家に帰り着いたのは22時過ぎで、温泉に行っていたら終電に間に合わなかったでしょう)、温泉行きは断念せざるを得なくなりました(涙)。

はぁ、本当に温泉に縁がないなぁ・・・。それと昨年の箱根の時もそうでしたが、GW中の登山は、バスが鬼門であることも改めてわかりました(今回は路線バス、昨年は高速バスでしたが)

次回はいつ、どこに行くかわかりませんが、今度こそ登山して温泉を満喫する旅にしたいところです。

それではまた。






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Last updated  2014.05.13 21:00:02
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