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2016.09.27
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カテゴリ:旅行・史跡など
DSCF8120.JPG
 
DSCF8128.JPG
山頂に到着です。
天気はガスっていて視界不良です。晴れていれば雄阿寒岳と阿寒湖、さらには十勝の山々や斜里岳も見られるのですが、全然見えません(涙)。
遠くの景色は諦めて、火口内が撮れるかに集中することにしました。
よく見ると、何者かの足と靴が映っていますが、気にしないように(笑)
 
 
DSCF8125.JPG
 
DSCF8126.JPG
 
少し雲が薄くなり、北側の噴気孔が何とか見えました。
ここの噴気が先刻の滝のような音の正体です。この噴気孔は2006年の噴火時に出来ました。噴気は激しいですが、色からすると水蒸気が主成分のようです。昨年の規制時、熱水域の拡大という発表がありました。現在は拡大はしていませんが、活動自体は活発なようです。
ただし、マグマの上昇は感じられず、火山性地震や火山性微動も平常値に戻ってきているので、現在噴火の可能性は小さそうです。
そんなことを考えながら撮影をしていると、オンネトー側から7、8人の登山者の一団が登ってきました。その人たちや野中温泉側から登ってきた後続の登山者と、頼まれて記念写真を撮ったり話したりしながら、私は遅い朝食をとりました(午前9時頃)。
その間に釧路の学生さんは、「僕は阿寒富士に行きますね」と旅立っていきました。うーん、休憩もほとんどとらずに出発するとは、つくづく若さってすごいわ。
団体さんは私同様関東の方から来た一団だそうで、前日は雨の中雄阿寒岳を登ったそうです。
「鳥さん、雌阿寒温泉(野中温泉)側から4人ほどの登山者見ませんでしたか?」
「見てませんよ?」
「そうか、まだ来ないか・・・」
聞けば、仲間が4人ほど、野中温泉側から登っていて、山頂で合流予定だったとのことでした。
その内、後から野中温泉方面から登ってきた登山者からの情報で、「4人パーティー見かけたよ。九合目で休憩してたよ」という話を聞き、「電話繋がらない・・・。とっとと上がってこい(笑)」とぼやいておられました。
その間山頂の天気はまちまちになってきました。少し晴れ間が差したと思ったらガスが深くなりを繰り返してました。
予報では9時頃から晴れだったので、火口や周囲の写真を撮ろうと私や団体さんは、おしゃべりしつつ山頂にへばりついていました。
しかし10分たってもガスは晴れず、小雨が混じるようになりました(ただし5分もしないうちに雨は止みました)
それで私はこれ以上山頂に留まるのも、写真撮影も諦めました。
出発の準備をしていると、団体さんも出発の準備をしています。「(4人も)その内来るだろ。これから登る場所は知っているし下で会えればいいや」と、置いていくことにしたようです。
奇しくもというか、私も団体さんも、オンネトー方面に向かうため歩く方向は同じでした(ただし私はオンネトー側をそのまま降りる予定なのに対して、団体さんは阿寒富士を登る行程です)。そこで今回の袖すり合うも多生の縁と、オンネトー八合目までご一緒することになりました。
 
 
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視界の悪いなかを進みます。足場は多少悪くて滑りますが、特に問題ありません。
 
 
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一瞬だけ火口内の視界が晴れました。おかげで青沼を見ることが出来ました。
青沼は約100年ぐらい前にできた古い噴火口です。その周囲にある土色をした池は、青沼火口形成後に新しくできた噴火口です。そして噴気を上げているのは1996年の噴火で出来た新しい噴火孔で、こちらも水蒸気中心の成分のようで、マグマの上昇などは起きていないようです。
「いやぁ、見れた見れた♪」
と、団体さんと一緒に大喜びしながら、道を進みます。
 
 
DSCF8153.JPG
 
DSCF8156.JPG
 
オンネトーの九合目です。
道は相変わらずで少々降りにくいですが、登る分にはたいしたこと無いかなと思いながら淡々と通過です。
 
 
DSCF8162.JPG
 
オンネトーの八合目です。
阿寒富士に登る場合は、ここで進路変更です。私と団体さんはここでお別れです。
「え? 鳥さん阿寒富士行かないの?」と言われましたが、私は前回の蓼科山でのこともありますから、小雨が降る中の登山はどうにも気が進まず、さらに天気も悪いことからまっすぐ下山することにしました。
そのこと(怪我のこと以外)を伝えると、「鳥さん、気をつけてね!」「皆さんも!」と、手を振り羽を降り、お別れしました。
 
DSCF8177.JPG
阿寒富士に向かう団体さん一行です。 
 
 
(続きます) 





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Last updated  2016.10.20 22:01:35
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