|
カテゴリ:火山・地震情報の見方
※10/7、阿蘇山のところを少し加筆しました。 もう10月ですね。私の登山もシーズンオフとなり、はや冬眠の季節です(え?)。 では9月の火山動向です。 吾妻山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) まだ停滞したままです。 27日に現地調査がおこなわれましたが、大きな変化はないようです。規制解除まで、まだしばらくかかりそうです。 浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 相変わらず波がありまして、火山性地震が多い週と火山性微動が多い週が交互に来ている感じです。 ただし噴火の兆候は今のところはありません。まだまだにらめっこです。 御嶽山(噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 先月で噴火から2年経ちました。・・・早いものです。 9月も火山性地震が多くありました。また27日には久々の火山性微動が観測されました。 ただし噴火の兆候はなく、当面現在の状況が続きそうです。 阿蘇山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 9月も噴火はありませんでした。 26日と27日におこなわれた現地調査では、強い火山性ガスの放出が確認されていますが(26日が3100トン、27日が2100トン)、他のデータには大きな変化はなく、依然大きな噴火の恐れはなさそうです。 さて10月7日の気象庁の発表で、「地殻変動観測では、草千里を挟む基線で、2016年7月頃からわずかな伸びの傾向が認められており、深部のマグマだまりの膨張あるいは平成28年熊本地震の影響の可能性が考えられます」と言う文言が追加されました。 具体的な数値は出ておらず、詳細はまだ不明ですが(9月の詳細な資料発表はまだ先です。8月の資料は前に目を通したことがありますが、大雨による数値変動が激しくて、マグマの上昇かどうかは判然としないなと感じていました)、草千里付近は、 熊本地震で約30センチの沈降が見られていましたが、幾分か戻ってきているようです。 もちろんそれが大規模噴火の兆候というわけではありませんので、現地の皆様はあまり心配をなさらないで頂ければと思います。 この件はまた新しい情報などがありましたら、またブログで触れたいと思います。 10月7日23:15 さらに追記 本日21時52分頃、阿蘇山で噴火が起きたという速報が入ってきました。阿蘇山が噴火するのは5月1日以来です。 今のところ速報だけで詳細は不明です。ライブカメラの映像には何も映っていませんでした(気象庁の方の映像には、噴煙らしくもの画家来る映っています)。 きわめて小規模な噴火のようで、人家に影響を及ぼす被害はないと思いますが、火急の際はいつでも対応できるよう、地元の皆様はご注意ください。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 8月後半から火山性地震が多い状況になってものの、大きなピークは9月6日頃で終わり、9月は噴火が起きないまま終わりました。 7日から8日にかけて傾斜計と伸縮計に変動が観測されたようですが、その後の変化もなしです。 基本、平常運転中が継続中です。 草津白根山(噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制) 大きな変化はありません。 先月はそんな感じです。 それではまた。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[火山・地震情報の見方] カテゴリの最新記事
|