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カテゴリ:旅行・史跡など
タクシーでゆられること20分あまり、阿蘇神社に到着しました。正面は楼門の写真ですが、熊本地震で全壊してシートがかけられています。 伝承によると、阿蘇神社は、第七代孝霊天皇の時代に建立されたということなので、約2300年の歴史があるとされています。それを鵜呑みには出来ませんが、日本の神社の中でもかなり歴史が古い神社であることは間違いありません(歴史学的には、阿蘇神社でまつられている健磐龍命(初代神武天皇の孫と伝えられています)の神記述が出てくるのは、弘仁14(823)年なので、少なくともこの頃には神社はあったと考えられています。つまり2300年は言い過ぎであったとしても、約1200年は歴史がある神社なのは間違いありません)。 阿蘇神社の特徴は、縦ではなく、横に伸びた参道です。荷物一杯の大きなリュックを背負い(トランクから出してくれたタクシーの運ちゃんが「鳥さん、こりゃ、凄く重たいよ(汗)」といっていました。今回登山道具というより、着替えやそのほかで重量がかさんでいました)、のんびりと参道を歩きました。 参拝の行列です。結構列作ってました。拝殿と翼廊は全壊しており、仮説のものが建てられています。 私も並んで参拝しました。 仮参拝所の脇から見える一の神殿(天保11(1840)年に建てられました)です。一見無事に見えますが、熊本地震のダメージを受けているようで、部分解体修理予定とのことです。 参拝をすませた後、お守りやお土産売り場で購入した御神酒です。右側のお酒は普通の日本酒のようですが、左側の方は赤い日本酒です。赤米が原料なのかな? と思ったのですが、成分表示には特に記載はありませんでした。お味はと言うと・・・、実はまだ飲んでいません(汗)。 阿蘇から戻ってきた後は、仕事のラストスパートがあり、仕事が終わったとたん、父鳥の脳梗塞話があって飲む機会を失い(本当は、遊びに来た父鳥と、いっぱいやろうかと思っていたのですが、それどころではなくなってしまいました)、今のところそのままになっています。 一人でちびりちびりというのも味気ないですし、もし友人など来たら、みんなで一杯というのも良いなぁと思うのですが、残念ながら私の友人はなぜかお酒が飲めない者ばかりでして、当分冷蔵庫の肥やしになるしかないようです。 阿蘇神社を出て宿に向かう途中です。歩いて約30分の行程です。なだらかな上り坂をのんびり歩きます。写真の奥に目を凝らすと、うっすらと阿蘇山の高岳が見えます。 途中にある大阿蘇病院のところから撮った阿蘇山根子岳(1433m)です。 根子岳は阿蘇山中央火口丘群の中で最も古い火山で、形成時期は約15万年前と言われています。 すでに火山活動はなく、山体も風月と経年の劣化により浸食され、山頂の方はギザギザの荒い地形となっています。 熊本地震後、根子岳も登山禁止となりましたが、現在は南側からのルートが登攀可能となっています。ただし、かなーり難易度が高いので、私には絶対登れそうもない山です。なので私は永年パスです(多汗)。 今回の宿泊場所、「かんぽの宿 阿蘇」です。 昨年も泊まる予定でしたが、熊本地震で現地に行けなくなってしまいました。今回ようやく行くことができました。 温泉は露天もあり、のんびりくつろげました。温泉は三回ほど堪能しました(笑)。昨年の地震で温泉が枯れてしまったところも多々出たようですが、こちらは大丈夫だったようです。 料理も今回贅沢に牛ロースステーキを食べられるコースを選択しました。・・・まぁ、この時は派遣会社入りして4月も業務続けるつもりでしたので、今年は泊りの登山旅行無理かもと思って、奮発したんですよね。 結果的に言うとそういう配慮は無用のものになってしまいましたが。 宿は結構人でにぎわっていまして、お土産売り場のお姉さんが、「昨年は大変だったけど、今年はまたお客さんが戻ってきてうれしい」と言っていました。 仙酔峡への道はいまだ崩落したままで手つかず、また鉄道も回復していないなど、復興の道はまだまだ険しい状況の阿蘇ですが、一日も早く、皆様が落ち着けるようになってほしいなと感じました。 (続きます)
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