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カテゴリ:火山・地震情報の見方
今月は入院していたこともあり、遅れちゃいましたね。体調は依然よくないし、なかなか悩みものです・・・。 まぁ、最近は特に心配されるような情報もないし、特にお待ちの方もいないかな(笑)。 では8月の火山動向です。 浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 8月11日に、177回もの火山性地震が発生し、月間を通じて1918回もの火山性地震が起きています(7月の火山性地震の回数は674回)。 夜間は火映現象も目撃されておりますし、火山活動は活発です。 いつ小さい噴火がポカンと来てもおかしくありませんが、小康状態はまだ続きそうな気配です。 ただし浅間山は、噴火の兆候が出てから噴火までの時間が非常に短いので、油断は禁物です。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 8月は元気いっぱいの桜島です(汗)。 昭和火口では、先月98回の噴火が観測されています(内爆発的な噴火は20回。南岳山頂火口では噴火は起きていません)。 噴火活動は活発化していますが、2年位前の噴火回数や規模に近いという感じなので、ことさら危険な兆候があるわけではありません。余りご心配されないようにして下さい。 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) (噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 9月5日に活発化した硫黄山ですが、8月は火山活動は活発でしたが、大きな変動はありませんでした。 ついでに言うと、9月も5日以降は噴気活動は活発なものの落ち着きを取り戻しているようです。 ただし、火山活動は高止まりしていることにかわりありませんから、いつ小規模噴火を起こしても不思議はない状態です。突然噴火したとしても、余り慌てないようにして下さいね。 西之島(噴火警戒レベル3 入山規制) 口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制) 大きな変化はありません。 さて、9月の話になりますが、少し火山活動があった山があります。 秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る活火山、秋田駒ケ岳(1637m)です。 ・・・先月は焼岳でこういう感じに触れましたね。2か月連続です(汗)。 9月14日に227回の火山性地震が観測されました。 ただし突発的に地震数が上がったのはこの日だけで、噴気の状態や地殻変動などの変化は認められていません。 気象庁は、今のところ噴火警戒レベルの上昇を考えてはいないようです。ただしこれは現時点では噴火の兆候は認められないという意味であり、完全に安全であるというわけではありません。 火山である以上、人間の予測を超えて、いきなり噴火という恐れは、常にゼロではないのです。 火山と上手に付き合っていくには、怖がりすぎず油断しすぎず。この心構えで行きたいですね。 それではまた。
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Last updated
2017.09.17 23:21:30
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