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カテゴリ:火山・地震情報の見方
最近は、インドネシアやバヌアツの火山の方が活発ですねぇ。 そちらはさておき、日本の9月の火山動向です。 浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 9月も高い火山活動が続いています。 発生している火山性地震の多くが低周波地震で、マグマの活発な動きがうかがえます。 今のところ噴火の兆候は観測されていませんが、浅間山は噴火の兆候が出てから実際の噴火になるまでの流れが速いので、その点が気がかりです。 仮に、噴火になった場合ですが、現在予測されている噴火は小規模なものです。もしその事態になっても、現地の皆様は落ち着いて行動いただければ幸いです。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 9月も元気いっぱいです(汗)。 昭和火口では、先月170回(8月は98回)の噴火が観測されています。内爆発的な噴火は38回(8月は20回)と、8月より活発です(南岳火口では噴火は起きていません)。 ただし火山性地震の回数や、火山性ガスの放出量、山体膨張の数値は若干落ち着いています。先月のみという意味でいうなら、今まで上昇したマグマ分が放出されている感じといえそうです。 ただし、先月のチャージ量が小さかったとしても、今まで蓄えられて量はそれなりに多いですし、またすぐに補充されるでしょう。 桜島の火山活動は今後も継続が続きそうな感じです。 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) (噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 9月5日に火山活動が活発化した硫黄山ですが、その後はやや落ち着いています。 山体膨張の勢いも停滞気味になってきています。もしかしたら噴火せずに終了するかも? という気もしますが、火山活動が高止まりしている状況は変わりませんので、まだまだ注意が必要なようです。 西之島(噴火警戒レベル3 入山規制) 口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制) 大きな変化はありません。 霧島山(新燃岳) (噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 先月、先々月と、「先月の話ではありませんが・・・」という感じで話を書きましたが、今月もです(汗)。 今から6 ↑気象庁の、平成29年10月10日17時30分発表の「霧島山(新燃岳)の火山活動解説資料」より引用した写真です。 10月9日には、約40分もの長い時間にわたって火山性微動が発生しています。 活動の活発化に伴い、火口から噴煙も目立つようになってきています。・・・私が昨年・一昨年霧島いったときは、噴煙などない静かな状態だったんですけどね。 現時点で、再噴火の兆候といえるほどのはっきりしたものはありませんが、こちらも当面注意して見守りたいと思います。 それではまた。 (10/11 7時半追記) 11日午前5時34分、気象庁は新燃岳が噴火したと発表がありました。現在のところ噴石などの飛散は確認できず、極めて小規模な噴火のようです。 また何か書くことがありましたら、ブログに書いていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.14 22:56:55
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