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2017.10.21
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DSCF5816.jpg

上は2015年4月に大浪池方面から撮った新燃岳です。この時は、ガスがかかってよく見えませんでした・・・。

 

・・・台風が直撃しそうですねぇ。東京は月曜の朝に(多汗)。とりあえず、今日は買い物を全て済ませたので、明日は選挙投票以外では、外に出ないつもりの私です。

交通機関が止まるようなことになると、職場に行けません。体調の事もあるから、無理はしたくないですが、外せない仕事が入っているので、交通機関を理由に仕事休めないのが痛いなぁ・・・。

電車が止まらないことを切に祈っています。

さて、新燃岳の噴火から約10日が過ぎました。

現在の状況のまとめです。

11日に噴火した新燃岳は、断続的に17日まで噴火活動が続きました。最も大きな噴煙が上がったのは14日で2300mでしたが、火砕流の発生はなく、火口の外に噴石を飛ばすようなことはありませんでした。

富士山の宝永噴火の時のように、火山灰を噴出するタイプの噴火が続いています(細かい言い方をすれば、マグマが発泡して噴出した状態です)

火山性ガスは、15日には1万1千トンという非常に大きい放出量でしたが、16日以降は500トン余りと、比較的低い水準に戻りました。

火山性微動は強弱を繰り返しており、これはマグマの状況が安定せず、不安定にな状態が継続していることを示しています。

そしてマグマの供給状況ですが、傾斜計の変化をみると、噴火前の9日から膨張傾向が始まり、17日以降は停滞気味になっています。GNSS 連続観測の方で見ると、7月ごろから北西のえびの岳付近で緩やかな上昇傾向(つまりマグマの上昇)があり、今も継続中です。

・・・まぁ、韓国岳を挟んで北西側だったということもあって、硫黄山の火山活動の方が顕著だったんですけどね。10月に入った途端、南東の新燃岳の方に、影響が移ってきちゃったんですよね。現時点では、硫黄山よりも新燃岳の方が地盤が弱かったのかな。

さて今後の傾向ですが、大規模な災害を引き起こすような噴火は、今のところ想定されていません。ただしマグマのチャージ量は、2011年1月の噴火時とほぼ同等になっていて、火山活動が不安定に高止まりしている状況ですので、小さい噴火が長期間続く形になるのかなという気がします。

あと硫黄山の方ですが、13日あたりから火山性地震は増加傾向にあります。噴気と熱水域の拡大も続いています。

そのため噴火の兆候が高まっているとも考えられます。ただし硫黄山は新燃岳噴火の際に、マグマを供給したと思われるえびの岳に近いため、そのマグマの移動で地震が頻発したなのでは? という可能性もあるようです。現時点ではどちらとも判断できませんね。まだ推移を注意深く見守る必要があるようです。

見守ると言えば、10月19日に、気象庁は新燃岳に総合観測班を設置することを決定したようです。火山活動の監視強化に期待です。

・・・私に声かけてくれたらなぁ。薄給でもバリバリ働かせてもらうんだけどなぁ。

とまぁ、今のところはそんな感じです。

これからも、何かあったらブログに書いていきたいと思います。

それではまた。






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Last updated  2017.10.22 00:00:04
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