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カテゴリ:火山・地震情報の見方
先月は、バリ島アグン山がとうとう噴火しました。日本では霧島山・新燃岳でもきな臭い兆候がつづいてますねぇ。 それでは11月の火山動向です。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 火山活動は活発です。 11月の特徴は、南岳山頂火口での噴火が多かった点です。噴火回数は、5回(10月は1回でした)発生し、爆発的噴火は4回でした。ちなみに南岳山頂火口で爆発的噴火が発生したのは、2012 年 12 月2日以来です。 そして10月は37回もの噴火が起きた昭和火口の方は14日に1回発生しただけとなっています。 今回、噴火の中心が南岳の移っていますが、今後もこの傾向が続くのかは何とも言えません。 霧島山(新燃岳) (噴火警戒レベル3 入山規制) 12月3日のブログで大まかに書いてしまったのですが、11月の火山活動自体はそれほど活発ではありませんでした。11月29日に29回の火山性地震が起きたのが、唯一特記することかな(参考までに11月の月間地震数は139回で、噴火が起きた10月は1558回でした)。 新燃岳噴火時に、マグマを供給したと思われるえびの高原側の動向も大人しめです。 ただし12月になってから、若干火山活動が増えているようです。 また何か動きがありましたら、ブログに書いていこうと思います。 口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制) 基本的には10月以前と状況は変わっていませんが、先月は活動はやや活発化した月でした。 11月27日・28日は久々火山性地震が1日50回を超し、月間の火山性火山回数484回でした。また火山性ガスの放出量は100~400トンとなっており、でどちらも2015年5月の噴火時より多くなっています(噴火時の火山性地震の発生回数は293回で、火山性ガスの放出量は100トン以下でした)。 今のところ火山性微動は起きておらず、大きな噴火の兆候はありませんが、小さな噴火はいつ起きてもおかしくありません。少し要注意です。 浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 西之島(噴火警戒レベル3 入山規制) 大きな変化はありません。
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Last updated
2017.12.13 21:26:18
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