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カテゴリ:火山・地震情報の見方
↑2016年に登った時の御鉢です。高千穂河原からの写真です。 ↑こちらは、隣の高千穂峰から撮った御鉢です。 本日2月9日、気象庁は霧島山、御鉢の噴火警戒レベルを、火口周辺規制(レベル2)に上昇させました。 これにより、火口から1km圏内への立ち入りが制限されることになりました。 ・・・今年も霧島山行こうかなぁとか、思っていたんですけどね(涙)。 規制の理由ですが、本日8時頃より、火山性地震が急増し(8時から12までの間に78回観測されています)、火山性微動も2回発生したことから、気象庁は危険と判断したようです。 まぁ、草津白根山のこともありますからね。気象庁も神経を尖らせていると言うことなんでしょう。 さて御鉢ですが、霧島山の火山群の中では、有史上ダントツで噴火回数の多い山です。 主な噴火回数を書こうと思ったのですが多すぎるので、気象庁のまとめた一覧表をあげておきます(霧島山の統計なので、新燃岳や硫黄山の噴火も混じっています)。 最後の噴火は大正12(1923)年の噴火で、この時は噴煙にまかれて、登山者一名が死亡しています。 それ以降、御鉢は噴火していないわけですが、もちろん火山活動が無くなっていたわけではなく、平成15(2003)年から数年間は、噴気が強く出ていた時期もありました。 まぁ、過去90数年ほど大人しくなっていましたが、御鉢の本質は、桜島のような噴火頻度の高い山と言えます。 現在の所、火口内で熱水域の拡大や傾斜計の変化は観測されていません。特にマグマがあがってきているという兆候はありません。 ですので大規模噴火の可能性はなさそうです。しかし火山活動が若干気にかかる状態となっていますから、ここは慎重に見ていた方が良いかもしれません。 ・・・はぁ、また登りたい山がひとつ登れなくなっちまったぃ(ため息) 。 また続報などあれば、ブログに書いていきたいと思います。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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