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カテゴリ:火山・地震情報の見方
↑気象庁発表の3月2日の資料より。本日の噴火はこのレベルを超えてしまいました。 「今週あたりに、また新燃岳のことを書こうかなぁ」と思っていたのですが、噴火の方が早かった(汗)。 霧島山・新燃岳で、本日3月6日14時27分に爆発的な噴火が発生しました。 爆発的な噴火は16時までに4回観測されています。火山性微動も継続しており、低周波地震も観測されているようです。当面噴火は継続しそうです。 今回の噴火は、マグマ噴火のようです。溶岩流が確認されており、また一部の報道では噴火口に、小さい溶岩ドームが形成されつつあるという報道もあります。となると、火砕流の発生も懸念されますから(火砕流の発生の仕方は色々ありますが、例えば平成3(1991)年に起きた雲仙普賢岳の火砕流災害は、溶岩ドームの崩落が、発生の直接原因になりました)、くれぐれも、火口から3km圏内への侵入は厳禁です。 さて今回の噴火ですが、3月1日に始まったばかりですから、いつ終わるかは予測できません。 新燃岳にマグマを供給してるのは、えびの高原側の硫黄山近くと考えられています。硫黄山も火口周辺規制が敷かれたばかりですが、おそらく規制の原因となったマグマが、今回の新燃岳噴火に使われたのかなとみています。 現在のところ、新燃岳の噴火規模の上限は、2011年の噴火規模と同等かなと思っていますが、今回は南の御鉢でも火口周辺規制が敷かれていますし、少々注意したほうがよさそうです。 はぁ、今年も阿蘇か霧島かと考えていたんですけどねぇ・・・。登山の方はうまくいきませんね。 早く落ち着いてほしいなぁと思います。 それではまた。
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