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カテゴリ:火山・地震情報の見方
はぁ、今年は本当に火山が元気な年です。 本日朝7時、気象庁は、草津白根山の白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に上昇させました。これにより火口から1km圏内への立ち入りが規制されました。 さて、草津白根津さんというと、今年1月23日に噴火しましたので、「???」という方も多いかと思いますが、噴火したのは草津白根山の本白根山の方でした。今回はその隣です。 警戒レベル上昇の理由ですが、昨日(21日)19時より、湯釜付近を震源地とする火山性地震が増加し、傾斜計も上昇傾向のデータが観測されたためです。 気象庁が懸念した噴火は幸いにも起きていませんが、17時現在、153回(速報値なので、後日変更になる場合があります)の火山性地震が観測されており、やや活動が高まった状態です。 ただし、噴気の勢いは特段変化せず、地熱の上昇も起きておらず、今のところ大きくマグマが上がってきている兆候はなさそうです。 もしかしたら地下水がマグマのある火山下部に貫入しているのかな? という気もします。その場合、水蒸気噴火(マグマ水蒸気噴火も含む)の可能性はありえますから、当面警戒が必要なようです。 GW間近、大きな被害や風評被害が出ないことを祈りたいと思います。 それではまた。 PS 今日、えびの高原の監視カメラをちらっと見ましたが、霧島山・硫黄山の昨日より噴気量が多いですねぇ(汗)。 現時点では、19日を上回る噴火の兆候はありませんが、同程度の噴火は当面要警戒な感じです。
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