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2018.05.12
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明日は九州行ってきます。時間がないのでちょっと駆け足気味です(汗)


八甲田山(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)


噴火警戒レベルの上昇はありませんが、一応解説です。
4月10日から12拉致にかけて、断続的に22回の火山性地震が観測されました。
そのうち1回はマグニチュード1.8の有感地震で、周辺地域でも揺れを感じた人は多かったようです。
ただし火山性微動や傾斜系の変動などはなく、噴火の兆候はありません。
元々八甲田山は、噴火こそ起きていませんが、火山活動自体は活発な山です。
1997年にはくぼ地にたまった火山性ガスのため、自衛隊員3名が死亡する事故が起き、2010年にも山菜取りに来ていた女子中学生が死亡する事故が起きています。
これらは火山活動により、有毒な火山性ガスが放出されている結果です。
火山性ガスは無味無臭で、わかりやすい色もないため、気が付いたときはもう致命傷ということがあります。
噴火が起きていなくても、火山は危険なのです。



秋田駒ケ岳(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)


こちらもレベル1ですが、4月3日に火山性微動が観測されました。24日には低周波地震も観測されています。
​噴火の兆候はありませんが、八甲田山と違い、マグマの動きがわずかながら起きています。長期的(たとえ自10年とか100年とかのスパンです)にみれば、次の噴火に向けた動きと言えるかもしれませんが、すぐに大きな噴火が起きるという感じではありませんね。​
八甲田山、秋田駒ケ岳とも、くだんの煽り記事ではすでに大げさに掻き立てられていますが、今のところ噴火の兆候はありません。その点は安心して大丈夫です。
しかしこの手の煽り記事に惑わされないようにするためにも、火山について深く知る機会にしていけたらいいなと思っています。



草津白根山(白根山、本白根山とも噴火警戒レベル2、火口周辺規制)


紛らわしいですが、1月に噴火したのは本白根山側で、4月に火口周辺規制になったのは白根山です。
火山性地震は継続中ですが、火山性微動や隆起の傾向はありません。4月時点の状況を見る限り、噴火の兆候はなさそうです。
​ただし、平常状態に戻ってはいないので、規制は当面続きそうです。



浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)​


火山性地震は3月ごろから減少傾向にあります。ただしその少ない地震が低周波地震なので、マグマの動きは続いているようです。
ただし現時点で大きな噴火になりそうな気配はありません。



桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制)​​


​南岳火口では66回もの噴火が発生し(内、爆発津的噴火は50回)、昭和火口でも3回の噴火と800m程度の火砕流も観測されています。​
南岳火口で50回以上の爆発的噴火が起きたのは、2000年1月以来です。
現在桜島直下の姶良カルデラには、マグマの供給が継続的に続いています。したがって、噴火活動は継続するでしょうね。
最近報道では、「大正大噴火レベルの噴火が起きる可能性」について、言われることが多くなったようです。
そのこと自体は、私も何年か前から触れていますし、今日明日にそのレベルの噴火が起きるというわけではありませんが、いざという時の心構えはしておきたいですね。



霧島山(えびの高原(硫黄山)、新燃岳 噴火警戒レベル2、火口周辺規制)


前に触れたので今回は省略します。
また何かありましたら、ブログに書きたいと思います。



口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制)​ ​​
西之島(噴火警戒レベル3 入山規制)​​

​大きな変化はありません。





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Last updated  2018.05.12 22:19:49
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