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カテゴリ:火山・地震情報の見方
急に涼しくなりましたね。風邪ひかないように気を付けないといけませんね。
は、ハクチョウ! 吾妻山(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意) 7月22日に、久々約19分の火山性微動が観測さた吾妻山ですが、8月も活動がやや活発です。 今のところ、噴火の兆候は感じられませんが、火山活動が活発してきているのは気がかりです。 もし噴火警戒レベルが上昇しても、慌てずに行動したいですね。 浅間山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) →8/30に(噴火警戒レベル1 活火山であることに留意)に低下 地殻変動や噴気などの勢いが低下し続けていることから、8月30日に、気象庁はレベル1へ引き下げました。 ただし浅間山の火山活動自体は、平時でも活発な山なので、不意打ちの小噴火の可能性はゼロではありません。 ま、これはすべての火山に共通することですね。 数年間規制されていた前掛山への登山道ですが、たぶん荒れ果てているでしょうね。もうすぐ冬ですし。 来年登れるようになったらいいなぁと思います。 草津白根山(白根山、本白根山とも噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 6月から7月にかけて確認されていた湯釜の変色ですが、8月には元の状態に戻ったようです。 若干の膨張傾向が観測されていたGNSS連続観測のデータも、8月に停滞気味になっています。 つまり、噴火の可能性は7月に比べて低下しているわけですが、不意打ちの噴火から始まった草津白根山ですので、規制解除はまだなさそうです。 西之島(火口周辺危険 →入山危険) 8月は噴火が起きなかったようです。夏休み中だっのでしょう(笑)。 ↑気象庁の発表資料より 冗談はさておき、火山活動は高止まりしている状況ですので、小休止後はまた噴火が始まる可能性が大です。 当面、桜島のように、落ち着かない状態が続きそうです。 霧島山 えびの高原(硫黄山)・新燃岳(噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 硫黄山、新燃岳とも8月は噴火は起きていません。 しかし、火山活動は依然活発です。 GNSS連続観測データにでは、硫黄山、新燃岳とも隆起傾向が続いています。 硫黄山では、噴気が強く、周辺の川への有毒物質の流入も続いています。 ↑気象庁の発表資料より 新燃岳では、26 日に155 回の火山性地震が発生し、浅い場所での低周波地震も時々発生しています。 いつ噴火が起きてもおかしくない状態と言えます。 ただし、現在の火山活動から想定される噴火は、小規模なものなので、巨大カルデラ噴火とか、そういう可能性を心配する必要はなさそうだと、私は考えています。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 南岳火口で64回の噴火(7月は29回)発生し、内爆発的噴火は37回(7月は16回)でした。 爆発的な噴火は倍以上に増えていますね。 しかし火山性地震は7月と同程度、火山性微動の月間総時間数は、28時間48分で7月の100時間6分より大幅減です。 強弱の材料が入り乱れている感じですが、現状としては、大きな噴火の兆候はなく、今の状態の火山活動が続くという感じでしょうか。 口永良部島(噴火警戒レベル2 火口周辺規制) →8/15(噴火警戒レベル4 避難準備) →8/29(噴火警戒レベル3 入山規制) 大きな変化がなかった口永良部島でしたが、8月15日に噴火警戒レベルが2段階上がり、避難準備が発表されたときは、私もびっくりしました。 警戒レベル上昇の理由ですが、新岳の西側山麓付近で、15日にマグニチュード1.9の大きな火山性地震が発生したのが原因でした。 この地震の起きた震源地が、2015年5月の噴火前に起きた火山性地震の起きた場所と規模がほぼ同じで、3年前と同様の噴火が起きるかもしれないと、気象庁が慌てたようです。 ただし16日以降に、火山伊勢地震や地殻変動などに大きな変化は見られず、懸念された噴火の兆候が高まらなかかったことから、8月29日、一段警戒レベルが下がって、入山規制に引き下げられました。 こうしてみると、気象庁の発表に振り回された感じですが、現在の科学技術では、火山の噴火予測は非常に困難です。 火山と上手に付き合っていくのは、なかなか難しいですね・・・。 硫黄島(火口周辺危険) 8月ではなく、9月の話です。 第二次世界大戦の激戦地としても有名な、東京都小笠原村硫黄島で、9月8日ごろより、火山性地震が急増しています(9月8日の火山性地震の回数は、667回(速報値)でした)。 もともと硫黄島付近は、日本で最も火山活動が活発な場所で、70年前より、数メートル以上火山活動により隆起しています(そのため2014年には父島を上回る大きさになり、小笠原諸島で最大の島になりました)。 硫黄島本島で噴火が起きるかどうかは何とも言えませんが、付近の海底で噴火が起きる可能性があります。 現在のところ大きな噴火の危険性はなさそうですが、ニュースを聞いても慌てないようにしたいですね。 それではまた。
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