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カテゴリ:火山・地震情報の見方
最近ちょっと風邪気味の私です。普段風邪をひくお正月は大丈夫だったんですけどねぇ(汗)。
※今回のブログで紹介されている写真や図は、気象庁の発表資料よりの抜粋です。 吾妻山(噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 12月の月間地震回数は354回で、11月(295回)より微増です。火山性微動も3回発生していますし、低周波地震の発生回数も増えているようです。 熱水域の拡大、大穴火口付近の隆起も続いており、火山活動が高まっています。 いつ噴火になっても不思議ではありません。現在想定されている噴火は、1.5km位に噴石を飛ばす規模です。降灰は風向きによりますが、福島市方向に広がる可能性があります。もし噴火になった場合も、慌てず落ち着いて、自治体の指示に従ってください。 霧島山 えびの高原(硫黄山)・新燃岳(噴火警戒レベル2 火口周辺規制) 火山性地震などの活動が依然活発です。 えびの高原付近の川や沢には、有毒物質の流入も続いています。 新燃岳でも、火口の外側、西側斜面に亀裂が発生し、白煙が上がっています。 現在のところ、今すぐに噴火に至るような危険な兆候は感じられませんが、火山活動が高止まりしている以上、いつ噴火に至ってもおかしくはありません。 なお、現在想定されている噴火は、えびの高原側硫黄山で1km程度、新燃岳で2km程度(火砕流は2km程度)と想定されています。 いずれも人家などに被害が及ぶものではありませんが、降灰が広がる可能性がありますので、もし噴火になった場合でも、慌てずに行動してください。 ・・・って、こんなこと私がいうまでもなく、現地の皆様は承知してますね(苦笑)。 桜島 (噴火警戒レベル3 入山規制) 12月の噴火回数は56回、内爆発的な噴火は34回と、11月(噴火回数は14回、内爆発的な噴火は2回)より大幅上昇です。 噴火はいずれも南岳火口からで、昭和火口は噴火ありません。 グラフで見ると、すごくわかりやすいですね。 この噴火火口の変化が何を意味しているのかはわかりませんが、特に大規模噴火の兆候があるわけではありません。 いつも通りの桜島の元気な活動という感じでしょうか。 油断せず、怖がりすぎず、冷静に火山活動を見ていきたいですね。 口永良部島(噴火警戒レベル3 入山規制) 10月より始まった噴火は(先月ブログに書いたときは、天候が悪く、噴火の状態の確認はできていない感じでした)、13日で一度終了し、その後18日に再噴火、20日に終了、その後28日に噴火と、小刻みに噴火が続いています。 特に大きかったのが18日の噴火で、約5000mの噴煙が上がり、火口の西側に火砕流が1km位流下しています。 現在のところ、気象庁の想定する「火口2km圏内」に、火砕流も噴石も収まっていますが、依然噴火がぽつぽつ起きる感じが続きそうです。 GNSS連続観測のデータを見る限りでは、現在のところ新しいマグマのチャージは起きていないようで、今まで貯めた分を吐き出している感じです。 ただしチャージしている量は多いので、まだまだ現在の状況が続きそうです。 草津白根山(白根山、本白根山とも噴火警戒レベル2、火口周辺規制) 西之島(入山危険) 先月より大きな変化はありません。 今回はこんな感じです。 それではまた。
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