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カテゴリ:火山・地震情報の見方
最近はリアルの火山ネタについて触れていませんね。 私の体調のことがあって、気力が減退していることもあって、中々ブログに書く気になれません(汗)。まぁ、今のところ、大きな災害は起きないなと思っているからでもあるんですけどね。 そんな昨今ですが、阿蘇山がらみの過去ブログが、昨日あたりから閲覧者が増えているなぁと思っていたら、ニュースが流れたようですね。 なので久々に阿蘇山の話に触れたいと思います。 今年4月より噴火が始まった阿蘇山ですが、半年過ぎた今も元気に活動中です。 今回の阿蘇山の噴火の傾向は、桜島のような、爆発的噴火がポカポカ発生するのとは異なり、延々とごく小規模な噴火が続いている感じです。 いうなれば、弱火でコトコト長時間煮込んでいるというイメージです。 昨日ニュースになったのは、21日に火山性微動の振幅が3.5マイクロメートル毎秒を超し、昨日と今日も、3.0マイクロメートル毎秒を超す推移が続いている点と、火山性ガスが3600トンを超したことについてのようですね。 火山性微動の振幅が大きいのは、マグマの動きが活発な証拠ですし、火山性ガスの多さも、内部の火山活動の活発な様子を表しています。 大きな噴火の兆候は依然感じられませんが、GNSS連続観測のデータが、緩やかな隆起傾向が維持していること(つまりマグマのチャージは続ている)、火山性微動と孤立性微動の回数・振幅が大きく、火山性ガスの放出量も高止まりしていることから、噴火活動はまだ終息の兆しは見えず、まだまだ続きそうです。状況によっては、噴火警戒レベルが3(入山規制)レベルのまで拡大する可能性もあります。 現状では、大き目な噴火が起きたとしても、火口から1km程度までに噴石や火砕流が届く程度と推測されています。大きな安全上の懸念は出ていません(もし私が働かないでも遊んで暮らせるレベルの金持ちだったら、明日から1か月ぐらい阿蘇に行って、今日はここの温泉だ、今日の山の様子はなどと、現地で写真で撮り歩いて、料理や観光に遊び歩きたいところです。ふぅ、お金があればなぁ・・・)。 現地の皆様はさぞご心労と思いますが、慌てず怖がりすぎず、冷静に対応いただければと思います。 それではまた。
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