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カテゴリ:火山・地震情報の見方
↑気象庁の令和元年11 月2日20 時00 分発表の火山活動解説資料より
今日は、セカンド・カー「マディフォックス」で、約4か月ぶりに都内に少し遠出した話など書こうと思っていたんですが・・・。 本日11月2日17時35分に、薩摩硫黄島で噴火が発生しました。 薩摩硫黄島での噴火は、2013年6月5日以来です。 気象庁は薩摩硫黄島の噴火警戒レベルを「2 火口周辺規制」に上昇させました。火口から1kmは噴石・火砕流が発生する可能性がありますから、立ち入りは厳禁です。 噴火規模ですが、噴煙は約1千m上がりましたが(普段から大きい活動の時はこのぐらいの噴煙は上がっているようです)、火砕流や噴石の噴出はありません。また空振もなかったことから、きわめて小さい規模の噴火です。 現在、微弱な火映が目撃されていることから、高温の火山性ガスの放出は続いているようですので、活動が収まったわけではありません。 さて、今回の噴火ですが、噴火前に火山性微動は発生しておらず、噴火後も火山火山性微動も観測されず、火山性地震の回数にも変化はありません。GNSS連続観測のデータも変動しておらず、マグマの上昇は起きていません。水蒸気噴火の可能性が高そうですね。 単発の小規模噴火で終了の可能性が高そうかなというのが、個人的な感想ですが、油断しすぎるのも禁物ですので、当面は警戒しておいた方がいいでしょうね。 これもいつも書いていることですが、今回の噴火で、巨大カルデラ噴火が起きるとか、そういう可能性はありませんので、そういう情報を耳にしても、心配されないようにしてください。 それではまた。
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