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カテゴリ:火山・地震情報の見方
健康診断後のバリウムに振り回されている今日この頃です。 実をいうと、詳しく書けるような話はないんですが、たまにはリアルな火山ネタを書いてみましょうか。 これもリハビリの一環として。 さて本日、気象庁は、浅間山で火山性地震が増加していると発表しました。 火山性地震の回数は、昨日(20日)は38回、本日(21日)15時時点で、26回起きており、僅かながら隆起傾向が出ているようです。 気象庁は、火口から500m程度の範囲に影響が出る噴火の起きる可能性を指摘しています。 浅間山は関東屈指の噴火頻度の高い山で、近年では2019年8月7日と8月25日に小噴火を起こしています。 今回も同程度の噴火が起きるかも? という感じです。 もちろん、大規模な災害になりそうな噴火の兆候はありませんので、もし噴火のニュースが流れても、慌てず、落ち着いて行動いただければと思います。 6月19日には、岐阜県と石川県の境にある活火山白山(2,702m)で、地震が195回発生しました。 興味深いのは、白山の地震は火山性地震ではなく、いわゆる通常の(断層)地震である点です。 なので噴火の兆候などは一切なく、その意味では危険はありませんが、マグニチュードの大きな地震が起きれば、土砂崩れなどは起きる可能性はありますから、その点は注意ですね。 ちなみに白山の最後の噴火は1659年の噴火で、1935年に噴気活動が強くなりましたが、噴火は起きませんでした。 その意味ではどのような噴火リズムを持っているのか、未知の山です。 話は変わりますが、この山は、数年前湖登りたいと思って、いろいろ情報収集していた山の一つです。 もし昨年心筋梗塞で倒れたりせず、今年もコロナ騒動で自粛がなければ、昨年か今年に登りに行っていたかもしれません。 近い将来、行ってみたいなぁという野望を持っています。いつになるかわかりませんけどね(苦笑)。 最近の話ではありませんが、阿蘇山も、地味に頑張ってますね。 2019年10月7日に始まった噴火は、時折休憩期間を挟みつつ 基本的に火山性ガスと火山灰を継続的にごく弱火で吐き出している感じです。 煽り記事で阿蘇山の噴火が全く取り上げられないのは、桜島のような爆発的な噴火を起こすようなことはなく、地味に地道な活動に終始しているからでしょうね。 今年はコロナ騒動もあり、地震・火山関係の煽り記事は少なめです(最近ぽつぽつ出ているのを見て、相変わらずのクオリティーの低さに鼻で笑っています)。煽る人間というのは、目立つところ、人が不安でヤ思わず飛びついてしまうようなところにしか出没しないにしか事がよくわかります。 阿蘇山も大きな噴火を起こす兆候はありません。ただし今の噴火活動がすぐ止まるような、パワーダウン感も今のところなさそうです。 こちらも長期的な小噴火状態が継続しそうです。 あと海外の話ですが、インドネシア・ジャワ島にある活火山ムラピ山が噴火したようです。 この山は噴火頻度が高い山で、直近では2018年にも噴火を起こしています。 酷い被害が出たのは2010年の噴火で、322人の死者を出しています。 今回の噴火はどうなのかわかりませんが、大きな被害が出ないことをいりたいと思います。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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