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カテゴリ:火山災害
久々の火山ネタです。 といっても日本ではなく、アフリカ・コンゴ共和国の火山ニーラコンゴ山(3470m)の話です。 ニーラコンゴ山は山頂にある溶岩湖が有名です。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%B4%E5%B1%B1#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Lava_Lake_Nyiragongo_2.jpg ↑はウィキペティアにある画像です。 私もいつか見てみたい場所の一つです(たぶん、海外、特にアフリカはですから敷居は高いので、一生見られないだろうなぁ・・・)。 さて、ネットのニュース等では、いつ噴火が始まったのか、どのぐらいの噴火規模なのか等、詳細は不明ですが、溶岩流が麓のゴマ市まで到達しているようで、火災などが起きているようです(上のニュースをご覧いただければよくわかります)。 住民は隣国のルアンダに脱出しているようです。 溶岩流は簡単に人を炭にする灼熱の移動体ですが、速度は遅いので、溶岩流に囲まれる前に迅速な避難を行えるなら、住民にな大きな犠牲は避けられるかとは思います。 実際、2002年の噴火時は、近隣住人約35万人が脱出し、犠牲者は250名(ウィキペディア等では150名となっています)となっています。 この時点でも大変心配な事態ですが、この地域には、もう一つ恐ろしい「時限爆弾」があります。 それはゴマ市の南にあるキブ湖の存在です。 キブ湖は、火山活動によって誕生した湖で、現在も湖底では二酸化炭素やメタンガスなどの放出が続いています。 これら有毒ガスは湖水に吸収されたり、湖底に沈殿するような形で普段は落ち着いていますが、もし溶岩流が湖に流入しそのバランスが崩れた場合、湖水爆発を引き起こし、有毒ガスを周囲に大量拡散させる可能性があります。 最悪の場合、数万人。数十万人が犠牲になるレベルの大災害を引き起こす可能性があるのです(1986年にカメルーンのニオス湖で起きた湖水爆発は、発生が夜間だったこともあり、約20km 圏内にいた約1800人と家畜3500頭を二酸化炭素中毒または窒息で死に追いやりました)。 それが最も懸念事項です。 また続報があればブログで書きたいと思いますが、・・・アフリカのニュースなどはあまり大きく取り上げられないことが多いから、どうですかねぇ。 ともかく、大きな災害にならないことを祈りたいと思います。 それではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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