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カテゴリ:火山・地震情報の見方
阿蘇山の噴火から1週間が過ぎました。 今の状況ですが、21日を最後に噴火は起きていません。 ライブカメラを見ていると、上がっている煙は水蒸気メインの噴気ですね。火山性ガスの大量放出は続いていますが、マグマ成分主体の噴出物は小さめのようです。 火山性微動は24日から25日にかけて再び増加稽古合うになりましたが、今はやや落ち着いています。 これで噴火活動が終了してくれればいいんですが、残念ながら安心は出来なさそうです。 と言うのも、火山性地震が増加傾向にあるようです。これは火口内部で岩盤の破壊によって生じているものと推測されます。 また中岳第一火口の浅い部分に膨張が観測されています。これは次のマグマがチャージされている状態といえます。 岩盤の破壊により、阿蘇山中岳第一火口の天井はもろく壊れやすくなっており、さらにマグマの貫入が続いて圧力が強まっていると言うことは、再度の噴火が起きやすい状況といえます。 今のところ、想定される再噴火規模は10月20日と同程度です。またぞろ週刊誌などでは、煽り記事も散見されますが(煽っているのは前にも触れたことがあるT教授です。デマの発信元というのは、いつも特定の人物なりに集約されるものだとよくわかる話です)、科学的な根拠はありません。 そういう記事を読んであまり気に病まないようご注意ください。 それではまた。
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