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カテゴリ:介護
昨日29日より年末年始の休みが始まりました。空港へ向かうバスには人がたくさん並んでおり、帰省やバカンスにいかれるんだろうなぁと思いました。 かくゆう私も昨日帰省いたしました。・・・といっても、遊びに行ったのでは無く、母鳥の一時退院の手伝いのためです。 27日月曜日に行われた手術は無事に完了し、術後の経過も良いことから、29日に一時帰宅することが許可されました。 それ自体は良いことなんですけどね。転院先の病院が通いづらい位置にあることから(直線距離で8km位なんですが、電車・バスで最低3回乗り換えしてぐるっと回っていくしかないので、1時間はかかります。自転車なら40分以内なのになぁとか思ってしまいました)、連絡が来てから大慌てで迎えに行かないと、午前中に到着できないのでかなり大変でした。 私の場合、当日に東京から駆けつけていないといけなかったので、朝5時に起きて、普段の通勤より1時間早くに出発しなければいけなかったので、地味に疲れました(自転車で行かなきゃ良いのにと言うことになりますが・苦笑)。 退院手続きは無事に終了し、母鳥も無事に回収したんですが、戸惑うことがありました。 まったく歩けないんですよ。 元々足腰が弱り切っていた母鳥ですが、月曜日の時はそれでも一歩二歩と自分で歩くことが出来たんですが、昨日はそれすら出来ません。 帰りはタクシーで帰ることは最初から決めていたんですが、1cmの段差も足が持ち上がらないので、タクシーに載ることがまったく出来ません。 こんな状態で退院して良いの? と言う疑問が頭に浮かびましたが、その時はタクシーに乗せるのに必死でした(病院の係の人も手伝いに来てくれて、10分位かけてタクシーに乗りました)。 こうして家に着きましたが、普段なら以下に足の悪い母鳥でも1分とたたずに玄関まで行けるのに、30分たっても門にたどり着くことすら出来ません(途中通行人数組から、「手伝いましょうか?」と言われるレベルでした)。 最終的には車椅子ではありませんが、昔祖母鳥が買い物で使っていた車(品物を収納するスペースがある簡易車椅子みたいなもの。いわば買い物して杖代わりに押して歩くことが出来て、疲れてたらイス部分に座って一休みすることが出来る奴です)を父鳥が引っ張り出してきて座ってもらい、二人で持ち上げて室内まで入れました。 本人は「少し休めば大丈夫」と、布団に入って休み、私も父鳥もようやく一休みできました。 今から考えれば、病院でタクシーに乗れない時、自宅前での出来事を鑑みて、救急車を呼んでもよかったという話になるんですが、今退院したばかりという事情と、昔同様のケースで父鳥が救急車を呼んで、「外来で十分対応可能なのに、こんなことで救急車を呼ぶな」「救急車をタクシー代わりにして」と何度も怒られたことがあったため、二人とも脳内で救急車を呼ぶ選択肢が頭の中にありませんでした。 さらに間の悪いことに、私は夕方通院する予定があったため帰宅せねばならず、「何かあったらすぐに連絡して」と父鳥に伝言して私は東京に戻りました(予定では翌日30日にまた私が実家の方に戻ることになっていました)。 家に帰り、通院の予約時間を待ちながら、母鳥の護送作業に計60kmの自転車走行でぐったりした体を、布団の上に投げ出してでうとうとしていると、スマホが鳴りました。父鳥からでした。 開口一番父鳥は、「駄目だ。トイレに行きたいと言っているが連れて行けない」と言ってきました。 母鳥からトイレに行きたいと言われて、抱き起こそうとしましたが、母鳥はまったく持ち上がらず、這うことも出来ないので、連れて行けないと言うことでした。 その時点では、いざという時のために用意していた紙おむつで対応すると言うことでしたが、こんな状態で正月明けまで持ちそうにありません。 かといってこの時点では私自身の通院があってすぐに戻ることが出来ず、もどかしい思いでしたが、電話を切るしか出来ませんでした。 病院で順番待ちをしていても、母鳥をどうするかで頭がいっぱいでした。今から思うと、この時間も苦労しているだろう父鳥の状況はさておき、私の方は頭をクールダウンさせる良い時間になったように思います。 病院で順番待ちしながら考えたのは、まず119番案件に該当するかを相談する番号があったはずと気がつきました。救急安心センターです。 そこで電話して確認したところ、結果にやや唖然としました。 最初にネットで確認できたのは東京消防庁のサイトだったのですが、必要事項を選択して確認したところ、そこでは「救急車案件」と出ましたが、そのあと親鳥のいる千葉のセンターに電話して確認したところ(東京以外ではHPで確認できるサイトはありませんでした)、「救急車は微妙」と渋られました。 一歩も動けずトイレに行くことが出来ない状態でもです。 ただ、「普段通っている病院で、対応可能と言う判断が下され、救急車以外で通院する手段がないなら呼んでいただいてかまいません」とのことだったので、今度は普段親鳥が通っている病院の緊急センターに電話をしました。 病院の方に上記の事情を伝えると、「救急車を呼んでください。通報時にウチの病院にすでに話をしている事を伝えて連れてきてもらってかまいません」とのことで、私の方から通報し、父鳥に連絡しました。 父鳥の方も、通院先の病院の緊急センターに相談することに思い至って電話番号を探しているところだったそうなので、私の方が一歩早く話をまとめた感じになりました。 こうして母鳥は転院先では無く、普段のかかりつけの病院に再入院と相成りました。 全部が終了したのは23時過ぎで、非常に疲れました。まぁ、入院手続き等をしたのは父鳥の方なので、私以上に父鳥の方が大変だったと思います。 今回、なんで転院先が退院を許可したのかですが、母鳥の足腰の状況を関知していなかった点(違う病気の手術のための転院でしたからねぇ)、あと母鳥自身のいつもの悪い癖で、症状が苦しいことを言わない(もし、昨日朝に「足が痛くて歩けない」と訴えれば、退院では無く、いつものかかりつけ病院への転院に話が言っていたかもしれません)ので、家族を含めてこんなに手術したところでは無いところの状態が悪いことに誰も分からなかったという点なんでしょう。 正直、いらぬ苦労で振り回された感じです。 一方で接していて、母鳥と意思疎通がうまくいかない、痴呆と思われる症状が強いよう感じます。 アルツハイマーでは無いとのことでしたが、痴呆が進んでいるのは確かなように思います。 年明けは介護関係の手続きや相談を進めていかないとなと思います。 また今回の件で、この間までは不承不承の、実家近くの私の引っ越しプランを、父鳥も納得するようになった点はよかった感じですかねぇ・・・。 行ったら行ったで苦労が無くなるわけではありませんが(むしろ仕事探し等で苦労するのは確実です)、少なくとも父鳥の苦労軽減は出来るかなぁと思っています。 これが年内最後の修羅場であることを願いたいところです。 それではまた。
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