百恵とすぅは愛護団体「ちばわん」が保護して
我が家でねこ親さん募集をしながら預かっている猫です。
その「ちばわん」の保護犬「ファンタ」が7月27日に安楽死処置となりました。
預かりさんのブログに数行の報告のみだったこともあり、
この事実だけが独り歩きして騒動になっていましたが、
本日、「ちばわん」代表より、経緯から処置に至るまでについて
「ちばわん 愛護センターレポート」にて報告がありました。
私は現在、新規預かりっこの受け入れをしておらず、
同じくちばわん保護犬の「くま太郎」の捜索のお手伝いをする程度ですが
今までに20数匹の猫をちばわんから預かり、ねこ親さんに譲渡してきました。
今回の件でちばわんを心配されているねこ親さんもいらっしゃるかと思いますので
代表の報告をご覧いただきたいと思います。
以下、愛護センターレポートより転載
保護犬ファンタに関しまして、人に対する深刻な攻撃性により、更なる重大事故を回
避するために、先月、安楽死と言う苦渋の選択をいたしました。
ファンタがちばわんの保護犬となった経緯を簡潔に説明します。(詳細は後記しま
す)
ファンタは、ちばわんボランティアが毎週訪問、引き出しを行っている愛護センター
とは
別のH支所からやってきました。
ちばわんにボランティアとして在籍しながら個人ボランティアとしても登録、引き出
しを行っている者の要請により、ちばわんの保護犬として引き受けた次第です。
通常の引き出しと異なる保護犬でありましたが、いったん引き受けた大切な命です。
最後まで守り抜きたいと、でき得る限りの手段を講じて来ました。
Mさんは、「素人の手には負えない」と言う理由で預かり移動の依頼の出ていたファ
ンタの預かりを引き受けてくださしました。しかし、残念ながらファンタの攻撃性は
収まらず、Mさんに大けがを負わせる結果となってしまいました。
ファンタの咬み方は、試し咬みから本気咬みへと移行する攻撃性の高いもので、首を
狙ったものでした。Mさんは、驚くほど深い傷を負われ、現在仕事はもちろん日常生
活にも支障をきたしています。
Mさんは、トレーナーの資格を持つこともあり、預かりを引き継いでくださいました
が、日常生活を共にしてファンタのトレーニングには非常に困難を感じていたそうで
す。
そのため、より高度なスキルを持つトレーナーさん数人に相談され、指導を仰ぎなが
ら努力されてきました。
恩師であるトレーナーさんには、正式な仕事としてファンタのトレーニングを依頼す
れば、重度の攻撃性を矯正することは可能なのかどうか、など、あらゆる可能性につ
いて相談されてきました。
残念ながらその結果は「矯正できる可能性はゼロに近いであろう」と言うものでし
た。
つまり、我々のファンタ矯正への道を考え手段を講じた結果も、その道は断たれたの
です。
人への深刻な攻撃性の矯正が不可能である、と言うことは、いぬ親さんへの譲渡は不
可能です。
そのことをちばわんに報告しようとしていた矢先、咬傷事故が起こりました。
私たちは、この先起きるかもしれない事態について、考えることを余儀なくされまし
た。
どれだけ注意を払っても、さらに深刻な咬傷事故が起こる可能性は完全に否定できま
せん。
ちばわんでは、今まで、攻撃性のある犬であっても安楽死と言う選択肢を取ったこと
はありません。
しかしながら、事故が起きてしまった時の責任、その事故がもたらすレスキュー活動
全体への影響等を熟考し、今回私たちは苦渋の選択をせざるをえませんでした。
以上、転載終わり
字数制限があり全文転載できません。
詳しい経緯について、続きを「ちばわん 愛護センターレポート」でご覧ください。
また、メンバーは毎週センターに通い、犬猫の引き出しを行っています。
そのレポートにも是非目を通していただきたいです。
ちばわんメンバーとして、また、不幸な犬猫を減らしたいと願う人間として、
今回の件はとても重く、ショックでした。
思うことはいろいろありますが、うまく書けそうにありません。。。
ファンタ君の死を悼み、今後同じ処置がとられることがないことを祈ります。