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カテゴリ:読書
帆:須伝ってさぁ、ビジネス書とか読んだりするの?
須:いや~、正直あんまり読まないですね。そもそも活字をあまり読まないので、読んでも小説くらいですかねぇ。(・-・)? 帆:そうかぁ。個人的な意見だけど、ひとりのビジネスマンとしてビジネス全体に目を向け、色々な情報から刺激を受けるのは必要なことだと思うよ。 須:おっしゃる通りです。課長は最近読んだビジネス書はなんですか? 帆:じゃあ、その前に、六本木ヒルズにあるヴァージンシネマズって知ってる? 須:あっ、知ってますよ。行った事はないですけど、この間友達がきれいな映画館だって言ってました。 帆:そうそう。で、その映画館なんだけど、おったてた社長って誰だか知ってる? 須:そ、そう言われると、それは知りませんね。( ̄~ ̄;) 帆:最近読んだのはそんなヴァージンシネマズを建設した社長山本マーク豪氏の著書「ポップコーンはいかがですか?」。 須:へぇ~。 帆:別に経営者になろうとかそんな考えはないんだけど、世間的にも著名な人物が何を考え、何をなしたのかを知ることは、同じ時代に生きる人間として結構刺激を受けるもんだよ。 須:な、なるほど。いつになく、真面目な展開。で、どういった点が刺激を受けたんですか? 帆:“裸一貫で企業していくにはっ!”みたいな男気溢れるところ。 須:あはは。男気ですか。(⌒∇⌒) 帆:そうそう。なんか世間に名を馳せる経営者って、どこか神格化されたような描かれ方をされることが多いんだよね。だから、多くの経営者が雲の上の存在になってしまいがちなんだけど、この本は著者自身の苦悩や弱気な一面が所々に載ってて親近感が持てたね。ああ、やっぱり経営者ってひとりの人間なんだなぁ~って改めて痛感できる瞬間だったよ。 須:なるほど。じゃあ、この本の中で課長が共感できる点と共感できない点があれば教えてください。 帆:共感できる点は何かを成そうとする強い意志とその意志に裏づけされた行動力だね。本当にこの著者のマーク氏はアメリカ育ちだったもんだから、日本語すらしゃべれなかった。そのため、日本でのコネもない。でも、自分のやりたいことを明確にし、それに向かうための準備と労力を惜しまなかった。その点はどんな仕事をしようとも万民が見習うべきことだと思うよ。一方で共感できなかった点は、本の何箇所かにこの人独自の人生哲学みたいな論理が出てくるんだけど、それはやっぱり成功した人の強者の論理のような気がする。例えば、マーク氏は度々自らの強い意志で不遇の立場を打破しているんだけど、それはやっぱり誰にでもできるもんじゃなと思うんだよね。様々なしがらみがあるからこそ、人はみんな同じようにできないのであって、そういった制限された中でどう生きていくのか。そういう点はこの著書からはあまり参考にならないかもしれないね。 須:なるほど。ほんと、今回はいつになく真面目な展開でしたね。 帆:ふっ、今度から俺のことは先生と呼べ。 須:嫌です。 帆:( ̄□ ̄|||) [情報]“ポップコーンはいかがですか?” 山本マーク豪 新潮社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.26 19:35:13
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