■□　驟雨来たりなば、幸遠からじ　□■

（あらすじ）
　最近ボウリングにはまっている帆日多課長。そのはまり具合は本格的で、マイボールに、マイシューズ、マイリストバンドまで購入する始末。課内では毎日ボウリング場に通っているという噂がたつ中、ついにベストスコアを１８４にまで伸ばすことに成功！はてさて、帆日多課長のボウリング好きはいつまで続くことやら・・・

帆：　やったー！やったよ、須伝くん！！ついにベストスコアを１８４にまで伸ばしたよぉ～。
須：　・・・ボウリングの話と受け止めてもよろしいですか、課長。
帆：　あっ、冷めてる。つれないぞ、つれないぞぉ。
須：　（気持ち悪い）聞きますよ、聞きますよ。で、１８４はどうやって出せたんですか？
帆：　この日はスペアが好調だったのぉ。１ゲームあたりのスペアの平均が４～５だったので、ほぼ半分はスペア取れてたことになるのぉ。
須：　おお、それはすごいですね。
帆：　うん。でも、ストライクの確率がやっぱりちょっと低いかなぁ。
須：　へぇ～。でも、１８０越えたんですよね。すごいですね。
帆：　うん。自論なんだけど、高スコアへのコツはどこまでスペアで我慢できるかだと思うよ。スペアで我慢してストライクを待つ。そうするとそれまで連続で続いてたスペアが爆発するからね。
須：　そうですよね。ボウリングの高スコアを狙うためにはやっぱり連続してストライク、スペアを取れることが重要ですよね。
帆：　うん。そう思うよ。ただ、プロでもない限り、ストライクは狙って取るのは難しいからね。スペアは１ピンだけなら狙って取れる可能性は高いからね。そこにどらだけ安定感を持たせるかだね。
須：　なるほど。さすがに最近随分ボウリング場に通っている人の言葉は思いですね。
帆：　そうでもないよぉ。２週間に１度行ければいいくらい。
須：　えっ！そんなもんなんですか！！
帆：　うん。仕事も忙しいし、そう頻繁に行けないよぉ。
須：　てっきり毎週くらいの勢いで行ってるんだと思いましたよ。実は、課長、かなりボウリングのセンスがあるんじゃないんですか？
帆：　あっ、やっぱりそう思う。実は自分でもそう思うんだよね。ぐふ。
須：　（な、なんか、誉めたことを後悔してきた）
帆：　でも、娘の方がセンスあるよ。マイボウルにしただけで、５０も伸びてスコアが２００になってたから。
須：　えっ！娘さん中学生ですよねっ！！す、すごい・・・
帆：　うん。僕の娘だから。ぐふふ。
須：　・・・