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カテゴリ:読書
(あらすじ)
正月に読破した本の紹介シリーズ。今回はユニクロ創業者柳井氏の回顧録的な経営指南書「一勝九敗」を取り上げます。 ユニクロ発祥の地は広島県であるということは今となっては多くの人が知っていることですが、ユニクロが爆発的人気を得たフリース販売のきっかけになった背景、ルーツ等はなかなか知らないものです。この本を読むとどういった経緯でユニクロが立ち上がり、成長していったかが、経営者という視点で知ることができます。さてさて、私にとってこの本は面白かったのか、役に立ったのか。ちょっと振り返ってみたいと思います。 帆: ねぇねぇ須伝くん。いまや一大企業に成長した服飾メーカー「ユニクロ」だけど、その第1号店ってどこにあったか知ってる? 須: あっ、知ってますよ。確か広島県ですよね。 帆: そうそう。でも、そこからユニクロが東京に進出して、一気にブレイクした背景ってなかなか知らないもんだね。 須: ・・・そう言われればそうですね。気が付けば僕も近くにユニクロの店舗ができてて、いつのまにかユーザーになってました。やっぱり安くて、シンプルなのが僕は好きですね。 帆: ふんふん。そうだよね。その安さの秘密が徹底した製造管理であり、シンプルな製品は手軽に洋服が選べることをコンセプトにして生み出されたって知ってた? 須: ・・・えらく詳しいですね。ははぁん、さては最近ユニクロに関する本でも読みましたね。 帆: あはは、ばれたか。ユニクロ創業者の柳井さんが書いた「一勝九敗」を読んだんだよ。 須: なるほど。で、ユニクロに詳しくなった以外に参考になるところはありましたか? 帆: う~ん。それがほとんどなかったんだよ。まず第1にこの本構成に関連性、つながりがなくて読みにくいんだよね。全然頭に入ってこなかったよぉ。 須: でも、構成が悪くてもポイント、ポイントで参考になることはありますよね? 帆: ところがねぇ、もうひとつ頭に入ってこなかったのが経営的な色合いが濃くて、知識がないとちょっと理解しにくい。小売業の知識とか、SCMを勉強した人であれば面白いのかもしれないけど、素人にはちょっと理解するのが難しい感じぃ。著者が言いたいことを単純にまとめた!って感じで、あんまり読み手を意識して書かれたとは思えないなぁ。 須: これは手厳しいですね。 帆: だって、タイトル「一勝九敗」なのに、ほとんど成功した内容しか書かれてなかったんだもん。失敗しても成功するノウハウとか、状況が丁寧にかかれてなくて、全然共感できなかったよぉ。 須: 確かにタイトルだけを聞くと読みたくなりますよね。ずばりお勧め度のほどは? 帆: 経営初心者や経営者を目指す人にはお勧めできるけど、一般的なサラリーマンにはお勧めできません。でも、Amazonのレビューではお勧めの声が多かったら、そちらも参考してみてねぇ~。 須: あはは~。(-^〇^-) 帆: あっ、でも面白かったところ思い出したぁ~!ユニクロのCMを作る時にCM製作者の人が、日本のクリエイターはマニュアル通りにやるんだって。例えば、写真をとるにしても日本人は事前に構図を決めてそのとおりに撮影するんだって。でも、外国の写真家は撮影現場のインスピレーションにゆだねることが多いんだそうな。何事も型どおりにはいかないんだよ、ということがどうも言いたかったらしい。 須: それって、全然本題じゃないような気がしますね。 帆: うん。経営の経験で得た小話。 須: なんですか、それ・・・(‘◇‘) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.13 22:31:22
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