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カテゴリ:読書
(あらすじ)
私は宣言します。田中芳樹氏の大ファンです。高校生の時に読んだ「銀河英雄伝説」は誇張ではなく、僕の人生に大きな影響を与えてくれました。それ以来、私は田中氏の作品を長編、短編問わず、数多く読破しています。今回はなかなか手のつけられなかった「バルト海の復讐」を読みました。 田中氏といえば、「銀河英雄伝説」や「アルスラーン戦記」等、戦記物に定評のある作家さんですが、「創竜伝」等のようにファンタジー冒険活劇(?)も多く執筆されています。「バルト海の復讐」はどちらかといえば、冒険活劇に属し、中世のバルト海という氏もこれまで取扱ったことのない時代を部隊にしています。果たして、心躍る冒険活劇だったのでしょうか?少し、振り返ってみます。 須: 課長。僕は「銀河英雄伝説」の田中芳樹のファンです。それはもう高校生の時にはまり、大学、社会人とずっと田中さんの作品を読みつづけてきました。 帆: ふっ~ん。なんかすごい鼻息荒いけど大丈夫?いい医者知ってるよ。 須: 今回「バルト海の復讐」を読んで、僕は青年の主張をしたいんですよ。 帆: もう青春って歳でもないだろうし、大人になろうよぉ。 須: 僕は、僕は、悲しいんですよーっ!!!(抱きっ!)W(`0`)W 帆: こらこらこらっー!僕はそういう趣味はないんだから離れてよぉー!!あっちいけ、あっち。 須: はっきり言って今回の「バルト海の復讐」、・・・駄作でした。 帆: ゼェゼェ・・・(;´_`;) 須: 田中芳樹の魅力といえば、キャラが魅力的で、そのキャラたちが複雑に絡み合いながら絶妙のハーモニーのドラマを作り、読み手の想像を掻き立てる比喩に富んだ美しい文章なんですよっ!それなのに、今回はっ!今回はっ! 帆: ・・・は、はぁ。 須: キャラは今までの作品の焼きまわしのようなのばっかりだし。ストーリーなんてなんの捻りもなく、主人公が海に放り込まれた復讐を親切な人の手を借りて行うという、たったそれだけだし。とんとん拍子に展開は進んで主人公にとって都合がよすぎるし。全然リアルじゃない。 帆: ・・・は、はぁ。(手がついけられなくなってきたなぁ) 須: ただ、当時のバルト海の風土を紹介したいという、ただそれだけの作品でした。やっぱり田中芳樹は戦記物を書いて何ぼなんですよっ! 帆: あっ、結論でた、でた。よかったねぇー! 須: か、か、か、課長っ!僕の言いたいことはそれだけじゃないんですよっ!!そもそも田中芳樹は最近全然作品書かないし。書いたと思ったらこれまでのシリーズ無視して新作だして、またそれが宿題として溜まっていくし。そうかと思ってたら、ハードカバーを文庫に、文庫をハードカバーにして焼きまわしばっかりしてるし。やりかたが汚いですよ。本人の意思ではないかもしれないですけど。 帆: うぅん。じゃあ、思い切ってファンを辞めてはいかがでしょうか? 須: 嫌ですっ!!! 帆: ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.19 00:17:24
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