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アラビア書道とその周辺

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2011.07.12
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カテゴリ:アラブ
2011年7月9日にアフリカのスーダンの南部の地域が新たに独立して南スーダン共和国という国ができました。

人口は約800万人、面積は60万平方キロで日本の1.6倍ほどあります。アラビア語では、jumhuuriiya junuub al-Suudaanとそのまんまです。首都はジュバと言います。
母国語はアラビア語ではなく英語になっています。英語は英語でもアメリカや英国のそれではなく、ピジン英語と呼ばれる、異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語になりますので、なかなか聞き取りにくそうです。

スーダンはもともと、イスラム教の影響のある北部地域と違って南部は伝統宗教とキリスト教(70~80%)が多く、争ってきた経緯がありました。

アメリカと同様日本は既に南スーダンを承認しています。中国、ロシア、EU諸国の多くも承認しているようです。中東諸国では、スーダン、エジプト、リビア、トルコなどが既に承認していますが、それ以外の国はまだのようです。キリスト教徒が多いということもあり、少し躊躇しているのかも知れませんが、アラブ連盟が承認の意向にあることから、早晩その他アラブ諸国も承認することになるでしょう。

この国の前途は多難です。
石油資源はあるものの、内陸国のため、パイプラインを通さなければ港まで運ぶことができません。当然、隣国のスーダンを通過する必要があります。また、アフリカ諸国に多い、部族間紛争も多い上、スーダンほか隣国とも領有権の問題で揉めています。
日本に新たに大使館を持つかどうか分かりませんが、新たな援助国として日本も考えることになるでしょう。





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最終更新日  2011.07.14 10:44:13
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