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アラビア書道とその周辺

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2011.11.26
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お稽古に行く途中、駅の近くの本屋を何気なく見ていると、”一個人”(KKベストセラーズ)という雑誌の表紙が目に入りました。何と1月号で「イスラム教入門」を特集しています。

この雑誌の内容はだいたい旨いもの、旅、本の紹介などが多く、どちらかと言えば少し硬派の男性向雑誌かと思っていましたが、今まで余り手に取ったことはありませでした。

内容を見てみると、80ページに亘りイスラム関連の記事が満載です。
「メッカ大巡礼」、「預言者ムハンマドの生涯」、「イスラム教基本の『き』」、「16億人の信者ムスリムの生活」、「イスラム教の寺院モスクの聖なる建物」、「イスラム世界の歴史を追う」、「奇跡の啓展『クルアーン』を読み解く」と大きな項目に分けて分かりやすく説明してあります。

特に「預言者ムハンマドの生涯」の部分は東洋大学文学部史学科教授の後藤明氏が担当し、ムハンマドの生涯について、エピソードも含め、分かりやすく、まとめられています。いままでの雑誌の特集ではムハンマドの生涯については余り触れていないものが多く、その点でも興味あるものです。各ページには項目に合わせて、The Bridgeman Art Library所蔵のムハンマドが描かれている絵画(もちろんムハンマドの顔は分からないようになっていますが)が使われ、これもなかなか貴重です。

残念ながらアラビア書道関連についての記載はありませんが、明治学院大学国際部准教授の大川玲子さんによるクルアーンについての解説があり、クルアーンを印刷する前の原文を書いている書家の写真が載っています。

本号は【保存版特集】となっていますが、うまくまとまっていると思います。
唯一気になるのはこの雑誌の性質上、特集以外の部分にはお酒の写真が載っていることぐらいでしょうか。

つい最近も”Pen”という雑誌でも特集を組んだばかりですが、これからもアラブやイスラム教について取り上げられる機会も増えてくると思います。
昨今の「アラブの春」の動きに関し、イスラム教についての関心がますます高まってきつつあるのが背景にあるのは明かです。





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最終更新日  2011.11.27 21:57:54
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