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カテゴリ:鉄道
人生の今までに何度も新幹線に乗ってきましたが、特に大きな遅れというのはありませんでした。ところが、今回初めて新幹線の中で夜明かしをしました。
12月17日の新大阪発東京行きの最終のぞみ66号は時間通り、新大阪を出発、順調に新横浜に向かって走っていました。名古屋駅でお客さんが列車に接触しそうになったということで6分遅れ、少しいやな前兆はありました。 この遅れのため、横浜駅での横須賀線下り電車の乗継ぎがギリギリになるということで、乗り継ぐ人は車掌に申し出てくださいというアナウンスがあり、車掌が車内を巡回します。 あと一時間ぐらいで到着かなと思ったところ、急ブレーキがかかり列車はストップ。車内アナウンスがあり、三島ー小田原間の上り線で停電とのことで復旧に時間がかかると。 しばらくしてから、再度アナウンスがあり、列車を一旦静岡までバックし、静岡から停電をしていない下り線を使って停電区間を通り抜け、小田原からもとの上り線に戻ると。驚きと諦めの声が車内で響きます。 ただ、うしろに列車二本がつかえているので、これらを先に静岡まで戻したあと発車するということで1時間ほど停車。 二時すぎになってようやく列車は静岡方面に戻り始めました。他の列車が走っていないとはいえ、上り線を逆行しているためか、ソロソロと走ります。 一時間ぐらいかかって、3時30分ごろようやく静岡駅に戻ったところ、停電区間が復旧したのでそのまま、上り線を戻ることになりましたとアナウンス。更に、後続のこだま号の乗客も合わせて乗せて走ることに。 わざわざ静岡駅まで戻った意味がないではないか、そのまま現場で待っていても同じではなかったのかと、一瞬思うものの、復旧時間が読めなかったので仕方ないか。 上り線の電車が下り線を走るという大変貴重なチャンスを逃して少し残念な気もしますが、ともかく動き出したのでホッとします。 結局新横浜駅には早朝4:30ごろ到着。通常では駅は開いていない時間でしたが、駅員が数名待機して列車案内などをしています。乗り継ぎの横浜線の電車は5時9分発ということで余り待たなくて良いようになっていましたので、待合室で待機します。 結局、新大阪ー新横浜間を7時間ぐらいかかった計算になります。到着日が日曜日で余り仕事などに支障をきたすことがないためか、文句をいう人はいなかったようです。 ただ、アンパンぐらいの差し入れが出るかなと思いましたが、冷たいミネラルウォーターが一本出ただけでした。深夜のことで準備もこれくらいかと思いました。この列車には合計880人ぐらい乗っていたとあとの新聞記事で知りました。原因は電柱と送電線を絶縁する碍子(がいし)が壊れたとのことでした。 まあ、家に帰る列車であり、急ぐこともなかったし、特急券分は全額払い戻しがあったので個人的にはほとんど支障はありませんでした。良い経験になりました。 のぞみで配られた水 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.12.20 23:43:09
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