アラビア書道とその周辺

10月30日、本田先生とイラク大使館に行ってきました。
大使館の場所は渋谷から歩いて15分ぐらいのところで、高級住宅街の松濤を抜けたあたりにあるのですが、少しわかりにくく、googleの地図を頼りに少し迷いながら到着しました。

大使館は住宅街にある少し凝ったデザインの一軒家で良く目立ちます。
中はかなり広く、モダンな内装になっておりアラブの大使館という雰囲気はあまり感じません。
出て来られた大使秘書の女性は目が大きく、どこかのアイドルのような感じで、かなり若くて美形でした（写真を取り忘れたのが残念）。

本田先生は、書道を初めころにバグダッドで開催された書道展に招待され、師匠にあたるトルコのハッサン・チャラビー氏ら多くの書道家に会うことができ、その後の書道人生に大きな影響を与えてくれたこともあり、大使とかなりお話しが弾んでいました。
大使は大学で建築学を学んだこともあり、建築関係の書籍が数冊執務室に並べられていました。その中の一冊にあったバグダッドの昔の写真を見せながらいろいろ説明してくれました。
使は日本でイラク文化フェアのようなことを開催したいと考えられておられるようです。

イラクにはもともと能筆家が多く、現在パリで活躍中のハッサン・マスウーディー氏もイラク出身です。書道家は現状では自国で教えられる機会が少ないため、湾岸諸国で教えておられる方も多いです。

日本の外務省通達でまだ渡航延期に指定されており、簡単には行けないのですが、豊富な石油埋蔵量を誇る国でもあるので、日本企業も連絡事務所を置き、混乱が収まったらいつでも本格ビジネスを開始できる準備しています。

なお、イラク大使館のホームページに訪問時の写真が出ていますのでご覧下さい（本田先生より当方の方が偉そうに映っていますが(^_^;)。

http://www.iraqi-japan.com/embassy/index.php?lang=jp

大使館の帰りに昼食を取った渋谷にある老舗台湾レストラン「麗郷」の水餃子。多分創業時から作っていると思われるコックが調理し、同じように創業時からウエイトレスが給仕してくれます。（申し訳ありませんがハラームです）