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カテゴリ:アラビア書道
ステップ2への以降が発表された週末は、スーパーの人混みは普段通りに戻り、駅では定期券を買う人がずらりと並んでいます。行き交う人は全員マスクをしていますが、それ以外は至って普通。
しばらくテイクアウトだけだったスタバも店内で間隔を空けて座らせています。 まだ駅前の駅ビルは食品売り場しか開いていませんが、6月1日より全面オープンと出ています。やっと平常に戻ります。 アラビア書道も6月2週目からは関東が、そして第3週目からは関西も再開します。皆さん用心されているので、どれくらいの方が参加するか少し不安ですが。 昨日も引用しました、東京大学 竹村和朗氏の「エジプト口語アラビア語の諺」に今の時期に良さそうなことわざがありました。 طُولُ الْبَالِ يُبَلِّغُ اأَمَلَ(トゥール (ア)ル・バーリ ユバッリグ (ア)ル・アマラ)「注意の長さは希望に届く」 竹村和朗氏は「愚公山を移す」(どんなに困難なことでも努力を続ければ、やがては成就する)に近い意味とありました。中国の戦国時代の書籍「列子」に載っていた伝説で、愚公とは人名。 アラビア語にも努力をすれば成就する的なことわざはたくさんあります。有名なものの中の一つの الصبر مفتاح الفرج 「忍耐は成功の鍵」などは書道でも良く書きます。 なお、「長さ」は原文ではطُولةトゥレトとなっていますが、辞書に載っていなかったので、標準語のطولトゥールに変えました。すると主語が男性名詞に変わったので動詞のトゥバッリグもユバッリグに変えました。エジプトのことわざなので口語で書いた方が良いかなと思いましたが、書道で書くときは標準語にした方がいいかなと思い変更。 ディーワーニ書体で書くと、とげとげの感じの文字が多くなり、かなり密になりましたので、昨今の時勢に合わせ、最後の(ア)ル・アマラのところを多めに伸ばして少し疎を作りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.01 18:25:21
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