6月11日コロナ後初のアラビア書道講座が始まりました。
まだ東京アラートが解除されていないので心配されている方もいらっしゃったようで生徒さんは少なめでした。結果的には、机の間隔も広めになり、Social Distanceは保たれましたが。
生徒さんにはマスク着用、会場入口での手の消毒をお願いしました。
皆さん久しぶりのレッスンでしたので、いつも以上に楽しく書いて頂いたように見えました。
18:00からは本田先生による「たのしいアラビア語」も開講しました。
今日のことわざは、昨日紹介した『世界ことわざ比較辞典』に書かれていた”第二次世界大戦後、主に新聞12紙から採録した用例数”のベスト1だったことわざ「一石二鳥」を書きました。
اِصْطَادَ عُصْفُورَيْنِ بِحَجَرٍ
アラビア語でも、「(彼は)一つの石で2羽の小鳥を狩った」でした。
英語では、「Kill two birds with one stone」で幕末に日本に入ってきたことわざだそうです。このことわざはアラブ起源ではなく、ヨーロッパから入ってきたものを翻訳したものでしょう。
先頭の اِصْطَادَ イスターダ(狩る)は8形動詞です。8形動詞には通常 ت を使うのですが、直前に ص サードがあるため、発音がこれに引っ張られて ط ターが使われています。語根がどれか、迷う動詞の一つです。ウスフーライニは عُصْفُورٌ の双数形の対格になります。
ナスヒー書体で書きました。書道的にはビ・ハジャリンの بِ ビと ح ハと ج ジャを縦に並べると面白い形になりました。また ج ジームの後をグンと伸ばしてみました。