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アラビア書道とその周辺

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2020.06.20
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カテゴリ:アラビア書道
コロナのお休みが長かったせいか、関西で体験者が続々と来られました。
名古屋教室、淀屋橋教室、新大阪教室にそれぞれ1名ずつ。

その中で新大阪教室には小学校に入ったばかりの男の子がお母さんと一緒に来られました。お申し込みがあった際、お母さんには、まだお習字も習っていないのにいきなりアラビア書道は少し難しいのではとお話ししたのですが、お母さんが是非ということで体験してもらいました。約2時間のレッスン中、子供さんはほとんど言葉を発せず黙々と書いていましたが、果たして興味を持って頂いたかどうか不明です。

今日のことわざも“ことわざ比較辞典“から引用した「船頭多くして船山に上る」(指図する者が多いために統一が取れず、物事がうまく運ばないこと)です。

مِنْ كَثْرَةِ الْمَلَّاحِينَ غَرِقَتِ السَّفِينِةُ

(ミン カスラティ (ア)ル・マッラーヒーナ ガリカティ (ア)ッサフィーナトゥ)。アラビア語文の直訳では、「船乗りの多さから、船が沈む」になっています。少しニュアンスが違うような感じもしますが。

船乗り مَلَّاحٌ(マッラーフ)語源の ٌمِلْح ミルフ「塩」から来ていると思われます。ところが、マッラーフの方には別の意味で、「スラム街」もあります。

ディーワーニ書体で書いてみました。
背景はインドガンジス川の河岸で修理中の船です。特にことわざとは関係ありませんが。






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最終更新日  2020.06.21 19:57:24
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