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カテゴリ:アラビア書道
昨年6月に行ったタイ・バンコクにあるウル・ホイラット(Ul Khoirat)モスクです。
仏教国タイにもモスクがいくつかあります。 このモスクはメコン川近くにある巨大商業施設アジアンティーク ザ・リバーフロントのすぐそばにあります。 ちょうど金曜日だったので多くの信者が集まって礼拝していました。 礼拝が終わった後です。 信者はインドネシア系の人が多かったような気がします。 礼拝の後、簡単な食事が振る舞われていました。 كُلُّ شَيْخٍ وَلَهُ أَذَانٌ (クッル シャイヒン ワ ラフ アザーン) 今回の意味は、「それぞれのシェイフにはアザーンがある」です。シェイフ、アザーンとアラブらしいことわざです。 シャイフには「老人、長老」の意味がありますが、単なる「年寄り」の意味ではなく、年長で、ものごとを良く知った部族での頭のような存在で尊称でもあります。アズハル大学では総長の意味もあります。 日本で落語によくでてきた、物知りの「長屋の隠居」のような感じでしょうか。 アザーンは、モスクで一日5回礼拝を呼びかける声ですが、昔はモスクの尖塔に登り、街中に向かって肉声で呼びかけていました。現在では、録音したものをそのまま流したり、肉声であっても尖塔まで上がらず、モスクのどこかの部屋でマイクを使って発声したりしています。 この呼びかけの声は個人の上手い下手が反映されるので、上手いアザーンにはファンが付き、CDなどが販売されています。 ルクア書体で書いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.09 11:02:14
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