新刊「戦火の中のオタクたち」の紹介
シリアに住んでいるシリア人の日本マンガファンの話を、マンガと文で書かれた「戦火の中のオタクたち」(天川まなる「マンガ」、條支ヤーセル「文」(晶文社)が出版されました。 日本のマンガは世界に広がっていることは昨今のニュースでよく知られていますが、実は戦火が収まりそうにないシリアでも日本マンガを楽しみにしている人々がたくさんいることが書かれています。この本の中で、日本で発刊された有名なマンガは30分後には英語に訳され、更に3時間後にはアラビア語に訳されている、とあります。つまり新しい作品が出たら半日足らずのうちにアラビア語にも訳されて、多くのアラブ人が読んでいるという現状などが書かれています。ネット社会ではこのように超スピードで日本のマンガ文化が広がっています。もちろんこれらは全て海賊版ですが、戦火の中のシリア人にとって、この日本のマンガの世界はどのように映るのでしょうか。 本著のマンガの部分はアラビア書道の生徒さんでもある漫画家天川まなるさんが、文章はアラブとのコーディネータなどをされている條支ヤーセルさんという日本人の方が担当されています。また、監修を東京外国語大学教授の青山弘之氏が担当しています。 因みに2月18日(土)東京銀座のアラブレストランで出版イベントが開催される予定になっています。なかなか面白いお話が聞けそうですので、お時間のある方は是非お申込下さい。 「戦火の中のオタク出版イベント(シリア<アラブ>お日本アニメ・オタク最新事情)」日時:2月18日(土)15:00~16:30場所:東京・銀座の中東料理「Mish Mish(ミシュミシュ)」参加費:1,500円(アラブのお菓子バスブーサとデーツとセルフスタイルでお代わり自由のアラブのハーブティー代が含まれています) 内容:シリア人オタクが注目するアニメなどを紹介しつつ、内戦下の生活での話などもあります。当日、ダマスカス在住のシリア人オタクとオンラインでつないで質問等などできるイベントもあります。日本語ペラペラなので、日本語で会話できます。本の販売はもちろん、イベントするお店のミシュミシュさんから、アラブ食材や、テイクアウトの料理などの販売もある予定です。 当日の飛び込みも可能かと思いますが、できるだけ事前予約をお願いします。予約と、くわしい詳細は以下のページでチェックお願いします。 (1)Facebookのイベントページhttps://www.facebook.com/events/467090275639832/?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22mechanism%22%3A%22your_upcoming_events_unit%22%2C%22surface%22%3A%22bookmark%22%7D]%2C%22ref_notif_type%22%3Anull%7D (2)ツィッターアカウントある方はこちらでhttps://twipla.jp/events/543003 (3)メールの場合、「戦火の中のおたく出版イベントの予約の件」という件名で以下のメールアドレスにメールをお願いします。 rasu0012@hotmail.co.jp (二日以内に返事がない場合は、チェックされてない可能性があるので、再度送ってください)#戦火の中のオタクたち#天川まなる