苛立ち
誰かに何かを云われて苛立つ別に苛立たなくても・・・もう一人の僕が云う彼が云う事は正しいとは思うでもココロは違う他人の一言一言が癇に障る褒められるのは厭批判されるのも厭責められるのはもっと厭エライ人間こそ厭な言葉を吐くそれが厭で堪らない彼らしか僕の治療が出来ないことが厭エライ人間は本当に苦しんでる人間のことなんて微塵も考えてはいない彼らはと万の富と名誉と繁栄が手に入ればいいのだから患者の感謝の言葉など要らない必要さえない一時の喜びにしか過ぎない自分を批判する言葉や態度がでれば患者を殺す言葉でも吐く自分を批判したお前が悪いとでも云うように・・・僕はただ静かに誰にも干渉されずに生きていただけだたったそれだけだったのに・・・なんでこうなってしまったのかさっぱり判らない自分で自分が厭になる自分に苛立つもう、僕の中の僕は何も云わない無口になった人形のように何も語りかけては来ない彼はそれがムダであることを知ってしまったからそれがさらに僕を苛立たせる