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カテゴリ:音楽
こんにちは、アルヴィンです。
今日は「ハード・ロックを始めたのは誰なのか!?」というテーマについて考察してみます。 小生の見解としての結論は、イギリスではレッド・ツェッペリン(1969年)、アメリカではステッペンウルフ(1968年)であると考える。 レッド・ツェッペリン ステッペンウルフ もちろん、ハード・ロックというものは急に湧いて出てきたものではなく、必ずしもそれ以前にその原型なるものが存在していた。 黒人のブルースと白人のカントリー&ウエスタンが合わさり、ロックン・ロールというものが生まれた。 また、上記とは別の動きで黒人のブルースを元に、白人独自の解釈でブルース・ロックという新しいジャンルが生み出され、このブルース・ロックがベースとなって、よりラウドでハードなサウンドが生まれていった。 具体的には、ノイジーなギター・リフ、長く速弾き化するギター・ソロ、ベースやドラムスも単なるリズム・セクションの楽器ではなく、より複雑にフリー・フォームに展開していったという特徴があった。 一般的に「ハード・ロックの原型」と言われている、楽曲とアーティストを紹介してみよう。 1965年 "I'm A Man" ヤードバーズ 1967年 "Purple Haze" ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス 1968年 "Born To Be Wild" ステッペンウルフ 1968年 ”Crossroads" クリーム あたりである。 さらに「ハード・ロックの原型」を拡大してみると以下の楽曲・アーティストも含まれる。 1964年 "You Really Got Me" キンクス 1964年 "Shake With Me" ジ・アウトローズ 1965年 "My Generation" ザ・フー そして、明確にハード・ロックという概念を持って活動してきたバンドとしては、 イギリスでは、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバス、ユーライア・ヒープなど、 アメリカでは、ステッペンウルフ、ブルー・チアー、MC5、 グランド・ファンク・レイルロード、マウンテンなどが挙げられる。 "Shake With Me" ジ・アウトローズなどは、あまり知られていないが、「えっ!?1964年の時点でこんなにスゴいギター・ソロあったの!?」と聴けば度肝を抜かれること請け合いだ。 何故ならば、ジ・アウトローズのギタリストは、ディープ・パープルを結成する以前のリッチー・ブラックモアである。 そりゃ、ギター・ソロがスゴくて当たり前だよな~と納得してしまう。 ズバリ、ハード・ロックはレッド・ツェッペリンの”Communication Breakdown"、ステッペンウルフの”Born To Be Wild”から始まった! その後、1970年代に入り、ハード・ロックは多くのフォロワーを生み出した。 1980年代にはハード・ロックがより、ハード&ヘヴィー、ノイジーになり、ヘヴィ・メタルというジャンルに発展して行った。 ヘヴィ・メタルは、スラッシュメタル、パワーメタル、デスメタルなどサブ・ジャンルが多数出来、より複雑に細分化されて行った。 1984年頃はLAメタルがブームとなった。 当時流行していたMTVにより、多くのアーティストや楽曲が紹介されていたものである。 ハード・ロックは聴き手により恍惚感をもたらす楽曲である。 ハード&ヘヴィ、ノイジー。理屈無しに聴き手を虜にしてしまうのだ。 ハード・ロックよ。 やはり、アンタは最高だ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年08月25日 16時06分28秒
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