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カテゴリ:BL
ことうしのぶ個人誌
「CIEL」に96年に掲載された作品をほぼそのまま掲載したものだそうです。タクミくんシリーズ(角川ルビー文庫)だけれども、タクミくんは登場せず、井上佐智くんが主役の小品です。 読み終わって、なぜこのタイトルなんだろうと、ふと思いました。そして、エリカの花言葉を調べてみたところ、やはり 【エリカの花言葉 博愛・孤独・裏切り】 そう、この小説は、 彼は、広大な庭一面に孤独をいっぱいに敷き詰めていた。 という文章で始まっています。 天才の孤独 それは、ここで出てくる若死にした作曲家アリオーナのことであり、バイオリニストの井上佐智のことでもあるのでしょう。 主人公の井上佐智は16歳の天才バイオリニスト 。彼の元に1つのアンティークのブレスレットが届けられたことから事件が始まります。その後、狙撃され、やがて麻薬がらみの事件に巻き込まれていきます・・・ ルビー文庫では、佐智の恋人として登場する麻薬取締官の山田聖矢は、ここではまだ意識はしているけれども、まだ恋人とはいえない状態でした。しかし事件に絡むうちに、やがて・・ タクミくんシリーズ自体は人里離れた全寮制男子校が舞台で、主人公で、人間づきあいが苦手な葉山託生と、アメリカの財閥の御曹司、崎義一との、初々しいラブストーリーなんです。16歳といえば、1年のとき。託生くんはまだ人間接触嫌悪症で、ギイとも親しくなかったときのこと。 ギイと佐智との会話で、例の『ステーションの君』というセリフが出てくるんですけど、何?これ?ひょっとして?? 気になります。 【今日の言葉】 「メモはないが優秀な頭脳がある」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.09 23:51:01
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