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カテゴリ:少女マンガ
プリンセスコミックス(秋田書店)
50巻で終わる予定だったらしいですが、無理そうです。
ローゼリィ姫の意識はあいかわらず闇の神王に捕らえられたままです。しかし、神王は第一神皇子を包む「迷夢の珠」に穴をあけるべく、自らは用いることのできない「光の力」をローゼリィに使わせるために、ローゼリィの身体を再生した。闇の神族同士の戦い、人間界におけるグラーンとの戦い。闇の国でローゼリィに何事かが起きていることを感じながらも、ローランド王子とアーサー王子はグラーンへ兵を進める・・・敵はアーサー王子の実の父であるグラーン王と占術師オルゲニー

「妖精国の騎士」は月刊プリンセスで220回ノンストップ連載を続けてきましたが(12回で1年です)この12月から「プリンセスGOLD」にお引っ越しになります。発売日は12月16日。「今まで読んだことのなかった方にもわかる形で再スタート」するということなので、説明口調が多くなるのかちょっと心配です。

人間界の争いと闇の神族の争い、そして本来人間界に介入してはならない妖精たちの介入。
この話が終わっても、三剣は伝えられ続けることは、「三剣物語」の他の2話で分かっていることですけれども、そこに行くまでのあと何巻あるのでしょうか、気になります。
どんな状況になっても、あきらめないローゼリィが素敵です。

中山星香さんはデビュー作のころから、妖精王が出てきていたし、いつか描きたいローゼリィということで、カットなどにもいろいろ登場していました。「三剣物語」三部作はいつか描きますといってそうして、ようやく三剣の最後の長編が月刊誌に連載することとなって、もう220回。長いです。
すごいなと思うのが、その昔からたぶん世界構成が変わっていないこと。この妖精国の世界にはとっぷりと浸かりこんでしまっています。もうすぐ終わるんだといわれて、終わってしまったらどうしようかと思います。でも、雑誌連載やプリンセスコミックスは終わっても、文庫本版はまだ先があるので、当分は短編の書き下しはあるんだろうな。

妖精国の騎士(48) ( 著者: 中山星香 | 出版社: 秋田書店 )49巻のリンクがなかったので、とりあえず48巻です。

【今日の一言】
p41
貴女はロリマーをダメにしたのよ、お偉い知略の女王陛下
国をも国民をも見下し 保護という名の下に支配し囲い込み
そしてロリマーは 自分のことしか考えない情けない国になった!
本当はそうならない道もあったのに
国民は…私は選ばなかった
母は…そういう人心を操るのが上手なだけ

p184
平和になってなりたくもない王様になんかなっちまったら、一番最初に「自己犠牲は美しくない」って法律を作るぞ。





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Last updated  2004.12.09 22:30:14
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