「ロビン~風の都の師弟~」中山星香
中山星香さんの「妖精国の騎士Ballad」の続編にあたります。発行 フレックスコミックス発売 ソフトバンククリエイティブちょっと大きめのコミックスです・・・が、これをリアル書店で売っているのを見たことがない。ここ楽天でも検索したけど、出てこない。アマゾンにはあった・・・「妖精国の騎士」はプリンセスで1986年から連載し、2004年にプリンセス・ゴールドに変わり、2006年10月に完結。プリンセスコミックスで54巻。その後、後日談として「妖精国の騎士Ballad」がやはりプリンセスコミックスから出ました。古代ゲルマン風のファンタジー。風の都アルトディアスは突然侵略してきたグラーン王国に寄って滅ぼされるが双子のローラント王子とローゼリィ王女はそれぞれ魔法使いの塔と妖精王に救われ別々に成長する。この双子はそれぞれ伝説の「三剣」のうちの二振、銀の剣、光の剣のマスターであり、やがて陽の剣のマスターであるキリアンの王子(実はグラーン王の実子)アーサーとともにグラーンの闇と戦うことになる・・・「妖精国の騎士」で光と闇の戦いが描かれていますが、実はこの後の世代の話はすでに20年以上前に発表されていました。「はるかなる光の国へ」は今は秋田文庫にもなっていますが、今回の「ロビン」はこの「はるかなる光の国へ」の舞台である玉ねぎ村の話です。グラーンとの戦いに勝った後に、密かに旅に出たローゼリィとアーサーの話がballadで、ここで玉ねぎ村にたどり着きます。今回の「ロビン」は両親が旅立ったあと、村長の養子として成長した二人の息子ローラントとローゼリィたちが連れてきたロビン(実はローゼリィの異父弟)ロビンが登場してきます。「1巻」とあるので舞台はこれから玉ねぎ村からアルトディアスに・・・