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カテゴリ:少女マンガ
キャラコミックス(徳間書店)
カルバニア王国の公爵令嬢エキューと女王タニアのコメディときどきシリアスマンガ。 今回はエキューがタンタロット公爵領で最近観光事業で売り出し中のホルグに出かけた時の話、エキューが変装して闇市に出入りする話、女王タニアに好意をもっている隣国の第一王子コンラッドの話、そしてタンタロット公爵家の侍女コーディの話。短編なので、エキューとタニアの設定さえわかっていれば途中からでも楽しめるのがお気軽です。 エキューはタンタロット公爵の一人娘。公爵夫人は亡くなっており、エキューが唯一の公爵の子。エキューはわんぱくで男装して近所のガキ大将になるような子で、現在お年頃だけれども、普段は男装です。かといって、あととり息子の代わりといった悲壮な覚悟ではなく、必要な場面ではドレスアップ。普段は動きやすいからズボンといった使い分けです。当然普段の行動も破天荒。 男装すれば美少年、ドレスを着れば美女だけれども胸がないのがご愛敬。 女王タニアは、父王の死後若くして女王になってしまい、じじいたちにガミガミいわれながら一生懸命女王業をやっています。女王らしくない庶民派で現代っ子?のお嬢さん。胸はDカップ・・・ このカルバニア物語の世界は、剣と馬、女王様や王子様の時代なんだけれども、登場人物はいたって現代的で庶民的。 エキューも公爵令嬢というのが嘘みたいに、活発に活動しているし、タンタロット公爵領の産業振興のためなら、特産品の売り込みにも力をいれる。 女王タニアも、ハンサムな王子にプロポーズされても、自分が一国の女王であり、隣国の次期王位継承者との結婚はできないことは十分承知なため、できないことを言う王子を怒る。 コメディの中でも「女王」と「公爵令嬢」というよりも「国王」と「次期公爵」と言った方がいいような感じが見えるのが、すごく現代的で楽しい。 (9巻のリンクがなかったので、参考までに8巻です) 【本日の言葉】 p122 ”すてきな思い出”だけに終わるような恋なんか 私はいりません! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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