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カテゴリ:BL
コバルト文庫(集英社)
あさぎり夕さんの、ボーイズラブ小説。 「親猫」シリーズ、というか、「芳&久住シリーズ」というか・・・ 「猫かぶりの君(1)~(4)」「夜の野良猫捜査線」「親猫は愛を宿す(前)(後)」「親猫は過去に惑う」と、タイトルを書くと、「親猫」でいいんじゃないかな。 登場人物は、「御園高校シリーズ」「子猫シリーズ」と一部共通です。 南部芳は、クールが売りの財閥御曹司。叔父が会長を務めている一ノ関コンチェルンの関連会社に勤めている。(社長も別の叔父)。同僚の久住は、実は、芳の父の会社に切り捨てられた下請け会社の息子で、そのために両親は自殺してしまったという過去を持つ。復讐のためといいながら、芳に手を出してくる久住に、いつしか惹かれてしまう・・・ 久住が、小さな子供と二人暮らしで、子供に店屋物やインスタント食品しか食べさせていないと知ると、芳は食料を抱えて久住のアパートに。 と言う感じで始まる2人+公平(久住の息子)の話です。 ちなみに、大きくなった公平くんが主人公の「子猫」シリーズもあります。 今回は、芳が久住そっくりの男に間違えて声をかけてしまったことから話が始まります。このそっくりさんは、久住の従兄弟、久住が、両親の自殺ということがなければ、そうなったであろう「幸せな」生活を送ってきた男。こうありたかった存在に、芳が出会ってしまったことで、久住の悩みが・・ 芳の双子の弟、晶や芳の異母兄の大河、従兄弟の一ノ関潤そして今回は芳のお母さんまで登場します。やはりお母さん、最強ですぅ。 【本日の言葉】 p157 「お前な、久住を語る前に、自分の人間性について考察した方がいいぞ」 「ああ、それはご心配なく。僕は高次の存在ですから、人間性は不要です」 「親猫は恋に落ちる」あさぎり夕(集英社コバルト文庫)より 【楽天ブックス】親猫は恋に落ちる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.16 23:46:11
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