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カテゴリ:少女マンガ
レディー・ヴィクトリアン(19)
プリンセスコミックス。19世紀イギリスが舞台。

牧師だった父を亡くした少女ベルは家庭教師(ガヴァネス)として働くためにロンドンに。ところがついた早々殺人事件の犯人に間違われ牢屋い入れられてしまいます。そんなベルを救ってくれたのが出版社のオーナーのノエル・スコットと小説家のアージェント・グレイでした。ところがそのアージェントは、亡くなった侯爵令嬢エセルの身代わりとして引き取られた男の子で、心の弱い侯爵夫人に娘の死を知らせないように、レディ・エセルとして育てられていたのでした・・・

前巻では、ノエルの父のせいで不幸になったと思っているエベネーザ・ダントンという男が、ノエルと雑誌「レディーズマガジン」の出版権を賭けて勝負することになりました。きれいな印刷、豪華な内容、超安い価格と採算度外視で新雑誌を出したエベネーザにノエルは?

なんというか、読んでいてほのぼのとするマンガという感じです。前巻から出てきた「敵役」のエベネーザ。主人公のベルとの婚約を潰してやるとの脅しをかけてまでノエルを陥れようとした「悪いヤツ」なのですが、その名前が、「クリスマス・キャロル」に出てくる高利貸しの老人と同じ。クリスマス・キャロルと同じように、この部分はハッピーエンドです。

マンガの中で、ベルの父、エヴァローズ牧師が救貧院で話していた童話の内容が出てきますが、なぜかほろりとしてしまいます。

【本日の言葉】
これからもずっとおまえのそばにいるよ
空や…木や 地面の緑になって…
そう 小さな ヤマネにもなって
おまえのそばに…父さんはいるよ





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Last updated  2006.10.25 00:15:53
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