|
カテゴリ:BL
ルビー文庫12月の新刊はタクミくんシリーズの3年生バージョンの続きです。 前回、ギイや赤池君とともに伊豆の初島の近くの個人所有の島、九鬼島を訪れたタクミくんたちの話の続き「薔薇の下で」と、夏の残像1で、九鬼島へ行くタクミくんやギイたちに会った利久(と岩下くん)のその後を描いた短編「真夏の麗人」です。 タクミくんシリーズが今年で15周年ということで、書きおろし文庫&コミックスカバーセット全員サービスです。条件はフェア本2冊分の応募券。今回同時発売のコミック版「花散る夜にきみを想えば」購入でクリアです。 ところで、タクミくんシリーズ、15年です。文庫は19巻目。ほぼ1年に1冊のペースです。 一気に読むときはいいのだけれども、この夏休みのシーンだけで何年もかかっている・・・ということで、ストーリーの記憶おぼろになってしまいます。もう少しペースが速いといいなあと想うのですが。もっともこの15年間で小説の中の時間は1年と5ヶ月しか進んでいませんね。そう思うと卒業までの数ヶ月にあと何年かかるか。じれったいような、楽しみが長引くようなちょっと複雑な気持ち。 こういう全寮制の男子校を舞台にしたシリーズって、やはりその高校いる間だけですね。時間は流れるのだろうけど、ここのように山奥の人里離れたところにある学校って、やはり現実ではないというお約束のようなものだから、空間的にも時間的にも切り離されているところがいいところなんでしょうね。 p107「たくみくんは、ぱきっとがいいよ。さっちゃんはきらきらで、たくみくんはぱきっと」 「みんなね、ちがうんだ。アキラさんのは、うにゃうにゃだし」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[BL] カテゴリの最新記事
|