お天気は晴天
パパさんと2人 病室で過ごした夜。
眠いのに眠れない。
本来なら、パパさんは今頃夜勤中。
でも 今 ママの横にいる。
パパさんの職場にまで 迷惑をかけてしまった。
パパさんの寝息を聞きながら、いろいろな事を考える。
朝になり、食料調達に出かけたパパさん。
(ママの食事は出るけど、パパさんの分はないから。)
病院近くのコメダ珈琲店で テイクアウトしてきたのは、
コメダの代名詞?シロノワール(ミニ)。 そして抹茶ケーキも。
パパさんと 朝食前のカフェタイム?を過ごしていたら、
主治医(院長)の回診が
時刻は 朝の7:30頃。
病院時間でいえば、まだ夜勤の時間帯。
こんな時間に 回診があるなんてビックリ。
しかも 日曜日なのに。
個人病院って、それぞれ独特のリズムがあるんだなぁ。
ママが入院した病院は 救急も積極的に受け入れているようで、
日昼も夜間も 何台も救急車が
ママが以前勤めていた職場も 救急指定病院だった。
本当に忙しくて、肉体的にも精神的にもハードだったけど、
大好きな職場だった。
ママは その職場で働きたくて 看護師になった。
そして、そこでパパさんと出会った。
3人の子ども達は そこで産声をあげた。
(更に、ママの弟くん&妹嬢が生まれた病院でもあったりする…。)
そして パパさんと彼女が出会ったのも 同じ場所。
2人が初めて出会った時、
ママはパパさんの「妻」であり、彼女の「同級生」だった。
2人を近づけたのは「ママ」という存在。
だからこそ、ママは 自分の存在が許せない。
パパさんの地元への転居は、パパさんのご実家からの「結婚」の条件。
ママは 自分の育った地域を離れられなくて、何度も拒んだ。
それでも 今 この地域に転居し 生活しているのは、
「パパさんと一緒にいる」ことを選択したから。
彼女は 今でも ママが大好きだった地域に住み、
ママが大好きだった職場で働いている。
それなのに パパさんとの時間も得ていた。
ママが選んできたものって 何だったのだろう。
ママが守ってきたものって 何だったのだろう。
ママの実家は 彼女の生活空間と至近。
もう 自分の実家に戻ることすらできない。
ママの居場所は どこにもない。
しばらくの期間は常時見守り(監視)付きで という条件のもと、
ママの退院許可が出た。
退院前 ばぁばと王子2号が病室に。
ママのベッドにもぐりこみ 抱きついてくる王子2号。
あたたかい 小さな手。
王子1号&姫は 自宅でお留守番。
ママが帰宅すると、パソコン遊びを制限されるから、
今のうちに堪能しているらしい…
パパさんが繰り返す。
「辛いのはわかってる。辛さも悲しみも半分ずつにしよう。
嫌だと言われても離さないから。
ママが必要だよ。ママが好きだよ。」
ママも パパさんが好き。
でも パパさんの言葉に返事はできない。
ママは ママが嫌い。
1年前の本日は; パパさんとデート(07年3月2日)